扶桑社BOOKS<br> 決定版・脱亜論 今こそ明治維新のリアリズムに学べ

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決定版・脱亜論 今こそ明治維新のリアリズムに学べ

  • 著者名:渡辺利夫
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  • 特価 ¥1,155(本体¥1,050)
  • 扶桑社(2017/12発売)
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  • ISBN:9784594078645

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内容説明

福澤諭吉が現代に蘇ったら、何と言うだろうか?「悪友」中国・朝鮮と、どう付き合えばいいのか。
明治維新150年。その間、日本は大きな変貌を遂げたが、日本を取り巻く東アジアの国際情勢は、当時の状況と驚くほど重なって見える。
120年前、福澤諭吉によって唱えられた「脱亜論」。その中で「悪友」と記された中国、朝鮮と現在の日本の関係も、まさにそうである。
本書は、緊迫を増す東アジア情勢の下で、日本の進むべき道を、明治維新の歴史に学ぶ。
明治のリアリスト福澤諭吉が、現代に蘇ったらいったい何と言うのだろうか?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

紙狸

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 渡辺利夫さんの近著です。19世紀末から20世紀初頭にかけて日本が日清・日露戦争を戦い、大陸に進出した経緯がよく分かりました。本の縦糸は福澤諭吉の思想の読解です。1885年の「脱亜論」の「我は心に於て亜細亜東方の悪友を謝絶するものなり」という文について、筆者は「心に於て」に着目します。金玉均ら朝鮮の開化派に熱い心根をもって接してきた福澤だからこその言葉であるとの解釈です(p88)。 開化派が起こした甲申事変(1884年)について、「その失敗が日朝近代史の分岐点となった」(p65)と評しています。2017/12/31

Ohe Hiroyuki

0
極東情勢を中心に明治期の日本の歩みを振り返る一冊である。▼歴史を学ぶ本というよりは、著者が、良く引用する福澤諭吉の言葉を通じて、いかに我が国が明治期を生き抜いたかを感じる一冊であるといえよう。基本的な事項については、適宜用語集などで補充するとよい。▼我が国は、確かに明治期は国力に比して勇ましく、また賢く振舞ったといえよう。文字通り「アジアの雄」であった。▼しかし、国力をつけたからこそ大東亜戦争に至ったと考えれば、国際情勢とは非情なものである。我が国がこれからどう歩むのかを考えるにも良い一冊である。2018/03/29

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