内容説明
故・赤瀬川原平さんは、60歳当時の著作で「老人力」という概念を世に放った。
老人力とは、もの忘れのような老化減少を、むしろ「老人力がついてきた」とプラス思考へ変えた発想だった。
『ふつうは歳をとったとか、モーロクしたとか、あいつもだいぶボケたとかいうんだけど、
そういう言葉の代りに、「あいつもかなり老人力がついてきたな」というふうにいうのである。
そうすると何だか、歳をとることに積極性が出てきてなかなかいい』と。
2017年9月で70歳になった著者。
いまは人生80年時代といわれるが、これからは人生100年時代に突入。
人間は医学的に120歳まで生きられるともいわれている。
これまでは65歳以上を高齢者としてきたが、先ごろ日本老年学会などが65~74歳は、
高齢者への準備段階という意味で「准高齢者」と呼ぶように提言した。
そこで、70歳を迎えたものの、
いつまでも現役バリバリで、ハツラツとして若々しい著者が、
弘兼流・上機嫌の作法を説く。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
122
図書館の新刊コーナーで見つけて読みました。島耕作シリーズは読んだことがありますが、弘兼憲史のエッセイは初めてです。まだかなり先の話ではありますが、著者と人生観・死生観が似ているので、参考にしたいと思います。上機嫌で80歳位まで健康寿命で生きられたら好いなぁ!2018/02/16
tamami
47
読書人生の中で、人生指南の先達として折に触れて著作に親しむ方が何人かいるが、弘兼さんもその一人。彼の人生論の良い点は、具体的で分かりやすく、肩肘張らずに読めること。古希を迎える前に一遍読んだ本書であるが、それを過ぎた現在、再び読むと一層身にしみてくる。・家族や社会との関係を見直して自立する。・現実を受け入れて自律する。・どこまでも人生を目いっぱい楽しむ。・なにか社会に役立つことをして逝く。著者が冒頭で提案する四つの「上機嫌の作法」です。ここまで、古来希となる人生を生きてきた自己採点表といった所でしょうか。2021/10/31
Syo
30
弘兼憲史。 70歳は、まだまだだけど 未来予想図は大事だからね。 まぁ、新しい発見は なかったけれども。2019/09/25
Humbaba
10
若い頃と年を取ってからでは同じことが出来る訳ではない。普通にしているだけでは体力に衰えは得てくるし、無理も年々効かなくなってくる。ただし、その分やらなければいけないことも若い頃よりも少なくなってくる。疲れを感じたら休むようにすれば、年を取ってからでも充分に楽しく暮らしていける。2018/02/28
よっしー
8
★3 やっぱり弘兼先生は成功者だから、というのが先入観にあって、余裕があっていいなという穿った思考になってしまう。2018/08/20
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