内容説明
古きゲルマン神話を伝える詩篇「エッダ」では、万物の父オーディン、槌をふるう雷神トール、ひねくれ者ロキら神々と英雄たちが躍動。欧州の初期中世に冠たる散文芸術「サガ」は、氷の島での人々の生活や信仰、ヴァイキングの冒険等を活写する。それぞれのエッセンスを紹介し、豊饒な古典世界への扉を開く名著、待望の復刊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
不見木 叫
10
あるソーシャルゲームの新シナリオが北欧神話関連であったため読了。北欧神話にはあまり馴染みがない故に想像力が必要だった。2018/08/16
みかん。
2
ゴート語、とくに古アイスランド語で書かれた文献から翻訳したもの。ゲームに頻出するラグナロクも北欧神話のエッダとサガに由来する。2023/12/05
かんちゃん
1
研究書というよりはあらすじ集のような内容で、同名の登場人物がいろんな作品で大量に登場し、殺して殺されて世代が変わって…とめまぐるしく展開するので、だいぶ混乱するも、難しいこと考えなければひたすらアクション映画を見ているテンションで楽しめる。赤毛のエイリークのサガの、ソルフィン・カルルセフニのヴィーンランド行が、なるほどあの漫画の元ネタだったのね、となった。あと、ラックサー谷のサガのグズルーンの物語がとてもよく、いつかあらすじではなく本文の翻訳を読んでみたい。2023/10/28
fantamys
1
古代アイスランドの神話と英雄譚の概説。指輪物語を読んだときを思い出した。2022/08/23
Junichi Shimizu
1
図書館のお勧めにおいてあって、サブタイトルの「北欧古典への案内」ということばに惹かれて読んでみる。しかし、これまたかなり想像力を要求される、散文?形式の読み物で、かなり読み終えるまでにエネルギーを使った。。。著者は北欧文学の研究では有名な方らしいが、自分には楽しめるものではなかったです。。。決してこの本が悪いわけではないです。自分の興味の方向性です。でもオーディーンとか、某ゲームのキャラクターの名前が出てきていたりして、北欧神話を元にしているのは発見だった。No.2018-0072018/01/27