無私、利他―西郷隆盛の教え

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無私、利他―西郷隆盛の教え

  • ISBN:9784833422574

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内容説明

『鹿児島で生まれ育つと、西郷隆盛の教えは何か風の音のように自然と耳に入ってきます。
私も小学生になると、西郷の教えを先生からたびたび聞かされていましたし、
郷中教育(薩摩藩伝統の教育)でも教わりました。
小学校でも、郷中教育でも、たびたび西郷の話が出てきたのです。
私は幼い頃から西郷に対して、鹿児島が生んだ大偉人として尊敬の念を抱いていました』
(本文より一部抜粋)。

昭和、平成の名経営者である稲盛和夫氏にとって、
同郷・薩摩の出身である西郷隆盛は、文字通り英雄としての存在である。

郷中教育で学んだ、西郷隆盛の教えは
稲盛氏にとってどのようなものだったのか。

稲盛氏が西郷に寄せる思いが語られている1冊である。

【著者紹介】
稲盛和夫 (いなもり・かずお)
1932年、鹿児島県に生まれる。55年京都の硝子メーカーである松風工業に就職。59年4月、知人の出資を経て、京都セラミック株式会社(現京セラ)を設立し、現在名誉会長。第二電電(現KDDI)の設立、JALの再建にも携わる。主な著書に『生き方』(サンマーク出版)、『働き方』(三笠書房)、『考え方』(大和書房)、『アメーバ経営』、『稲盛和夫の実学 経営と会計』(共に日本経済新聞出版社)などがある。

【目次より】
まえがき
◆第1部 稲盛和夫が語る「西郷隆盛」を読み解くキーワード
◆第2部
◎第1章 西郷隆盛・「叛逆者」から幕末の「英雄」へ・前編
◎第2章 西郷隆盛・「叛逆者」から幕末の「英雄」へ・後編
◎第3章 西郷隆盛・維新の「英雄」から「叛逆者」へ
◆終章 西郷隆盛はたいまつの火か
参考文献

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ue3104

2
無私の精神は、学ぶのではなく、「無私でありたい」と心の中で強く思い続けることにより身につけられる。 西郷隆盛の一生を通じて、真の無私とは何かを感じることができた。周りの人が笑顔になるように、自分を活かしていきたいと思う。2025/01/31

すうさん

2
再読した。珍しくNHK大河ドラマ「西郷どん」を見続けていていよいよ明治維新になってきた。結構大胆にカットされているドラマですが、西郷隆盛の「無欲」と「大義」を感じるのには、戦いに勝った後からだと思う。維新の最大の功労者がなぜ明治政府の新しい幹部にならなかったのか。また幹部を辞退した後なぜまた維新政府に加担したり逆に西南の役で政府と戦うようになったのか。これを深く学ぶことで人間の素晴らしさとまた馬鹿さ加減が理解できるとおもう。記憶に残る人物は、史実を通してその「志」がこれからもずっと語り継がれるのだろう。2018/10/24

すうさん

2
稲盛和夫氏が西郷隆盛を心から尊敬しているのは知っていたが、あくまで稲盛氏はこの本の監修で文章を書いていない。また西郷隆盛の人生についても、事実のみ書かれているだけで、本当の凄さや隆盛の感情はあまり伝わってこない。 今年からTVをあまり見ない私は初めて「西郷どん」という大河ドラマを見始めた。新聞によると史実と違う場面も多くあるというが、時代の変わり目にどう生きるべきかを学びたいと思っている。この本をきっかけにもう少し西郷隆盛について勉強して、「維新」という日本の革命を感じたいと思っている。2018/01/31

Lesta01

1
稲盛和夫さんが監修したとのことで借りた本。 その中で… 【 人間にとって一番大切なのは人格であり、特にリーダーと呼ばれる人間には人格が強く求められると、西郷は説いています。】 生涯を通じて「大義」と「正義」を重んじた西郷隆盛。 「人格」 永遠のテーマだな。 大河ドラマとか観ないけど、「西郷どん」が完結したら借りて観てみるかな。 2018/05/05

満天

1
★★★☆☆2017/12/29

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