内容説明
いまやアニメはサブカルチャーから世界を席巻する一大文化へ――。その歴史から最先端の動向までを知り尽くした著者が、渾身の力で描くアニメ国富論。さらに、どんなアニメも10倍楽しく見られる方法までを伝授。
〈目次〉
第1章 すべての映画はこれからアニメになる 『シン・ゴジラ』という庵野秀明の革命
第2章 世界標準の「ルック」とはどういうものか 『君の名は。』のもつ宇宙サイズの構造
第3章 誰も語らなかったジブリ作品の「変遷」 原作版『風の谷のナウシカ』から読み解く
第4章 緻密な演出が「優れた」SFドラマを生む 『機動戦士ガンダム』と富野由悠季の思想
第5章 そしてアニメは新次元に到達した 『この世界の片隅に』のすごすぎるリアリティ
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ひめありす@灯れ松明の火
51
日本のアニメとなっていますが、冒頭は「シン・ゴジラ」です。しかも、その「シン・ゴジラ」論が結構長く続く。私まだ見たことないんですけど!ネタバレ壮絶ですが!まあ読みましたけどね。あまりアニメに詳しくなくて出てきた作品も「君の名は。」とジブリをちょっと見た位なのでふんふん、という感じで読みました。裏話が沢山で面白いけどもっと詳しい人が読んだら更に面白いだろう、ちょっと申し訳なかったです。ジブリの歴史は宮崎駿監督の失敗の歴史でもあるみたい。監督ご自身が何よりジブリの作品なんですね。次は何を見せてくれるのかしら。2018/03/11
b☆h
47
タイトルから想像したのとは違い、個人的見解を書いたものだった。冒頭の〝罪悪感ゆえに感動する〟という著者の解釈はいまいちピンと来ず、最初がゴジラだったこともあって流し読みしてしまったが、実際観たことのある作品はなかなか面白く読めた。映画タイトルは数多く出てくるが、大まかには①庵野監督/ゴジラシリーズ②君の名は。③風の谷のナウシカ/ジブリ④ガンダム⑤この世界の片隅にの五つに大別されている。教養、という意味では首を傾げてしまうが、作り手側の違いの解説も所々出てきたから、次観る時は新しい見方が出来るかも知れない。2022/09/21
Koichiro Minematsu
38
アニメは大人の教養2023/04/29
akihiko810/アカウント移行中
36
オタキングが日本の名作アニメについて解説。取り上げる作品は「シン・ゴジラ」「君の名は。」「ナウシカ」「ガンダム」「この世界の片隅に」。印象度A やっぱり岡田斗司夫は、アニメを語らせたらかなり面白いのだな。作品の内容と観方だけでなく、時代背景や監督の人となりなども解説する。 この本で取り上げられた作品は、もちろん全部見ているが、漫画版ナウシカはまだ未読なので、そちらもいずれ読んでみたい。「もののけ姫」が「ナウシカ」の事実上のリメイク(漫画版ナウシカ連載終了と同時に、「もののけ」制作開始)はなるほど2023/11/28
昭和っ子
23
宮崎駿の「風立ちぬ」の主人公、二郎は、戦前の日本に歴然としてあった「貧富のピラミッド」の頂点において、自分の夢を追求し続け、最愛の人を失い、敗戦を経験しつつ最後に「赦し」をも得るという。対して「この世界の片隅に」のすずは、戦中の厳しい生活や、慣れない婚家での苦労の慰めに描く絵は「逃避」とされ、爆撃で右手を失い絵が描けなった事により、日常をきちんと生きる事になり、周りの人との関わりを取り戻す、とされる。こうやって考えてみると、日本アニメの世界も、けっこう引っかかる所があるわ!2018/03/17




