内容説明
歓びも悲しみも、そして眼前に広がる世界のあり様も──人生のすべては物質である脳の中の現象にすぎない。ならば、脳とは私にとっての牢獄なのか。脳内現象である人間の心とは何か。この難問に挑むには、自身の脳がとらえた世界をより深く「感じる」ことから出発する以外にない。本書は、怜悧な科学的知性と熱情あふれる文学的感性とを駆使して新たな世界像を描く試みだ。著者の純粋な出発点に位置する記念碑的エッセイ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Syo
10
う〜む2024/08/28
はすのこ
8
唯脳論…ですねぇ。唯脳論には浪漫がない。僕はロマン主義者なので、味気ない思想だなぁと思いますね。2016/04/05
うーさん
7
メディア等でもお馴染み、脳科学者茂木健一郎さんの死生観に関するエッセイ。読みやすい文章なのだが、読者に問うている内容は深い。「自分の墓などいらない」という考えに、茂木さんの人生の一回性に関する覚悟が伺えた。死を常に意識して生きることが、人生を輝かせる為には必要不可欠であると再認識した。2013/09/03
あき
3
茂木さんの上質なエッセイ。2018/07/31
10416
3
難しくて斜め読みした部分もあったけど興味深く読んだ。『もの言わぬものへの思い』が感慨深く考えさせられたし、自分の中にも同じような感覚があった。おーし!毎日がメスグロヒョウモンの日々!2013/04/12
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