内容説明
週刊文春連載エッセイ「夜ふけのなわとび」から抜粋した林真理子さんのお言葉集。毒舌が芸にまで昇華された林さんのエッセイですが、中でも含蓄があっておもしろい言葉のエッセンスを集めた金言格言集ともいうべき一冊です。
「口説かれた話を、得意げに言う女ほどみっともないものはない」
「女性が思ったことを何でも口に出来る、という立場になるには、(1)年齢(2)地位(3)お金(4)地位の高い夫のいずれかを手に入れなくてならない」
「完璧に釣り合いのとれた名前は嫁かない女の証」
「女の小ジワというのは、男のハゲに近い」
「地味な男ほど派手な女が好きだ」などなど。
一本筋が通った林さんの人生観に読めば思わずフムフムと深~く頷く自分がいることでしょう。とりわけ女性にとっては、生きて行くのに有益この上ない言葉ばかり。まさに、「運命を変える言葉」なのです。
【目次】
・女について
・恋愛と結婚について
・男について
・家庭について
・仕事について
・食べることについて
・オシャレについて
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
馨
62
林さんのエッセイからの名言の抜粋。男女の生態もよくわかってらっしゃると思いました。まえがきにてご自身でも書かれてますが現在はネットを使えば誰もが匿名にて自分の意見を表現することができるのでエッセイを書くのが昔よりも難しく、小説を書く方がラクだとのこと。エッセイを書くには覚悟もいるし匿名の人たちと同じことを書いていてはプロとしてあるまじき行為になるので、こうして今でもエッセイの連載があり書籍化されるのだから相当勉強されたりしているのだと思います。2018/01/07
MAMI
22
さっくりと読み終えられる本。林真理子さんの週刊文春のエッセイをまとめたものでなかなか面白い。刺さる言葉やクスッと笑ってしまうような名言がたくさん。もっと読みたいと思った。2018/10/25
mami
18
「買い物が早い女というのは決断力があり、好悪の感情がはっきりしている人だ」私だこれ。基本、何事にもグレーゾーンが存在しないのです。これが賢女かというと話はまた別のような気もするけれど。2018/02/27
まつこ
17
過去のエッセイからの、厳選された気になる言葉の抜粋。「年増の女はとにかくメンテナンスに時間がかかるのである。」に納得し、「ひとりの時も美しく」に心が引き締まりました。2019/03/04
shoko
11
グサグサくるのかと思いきや、全て刺さらなかった。きっと今の私には必要なかっただけ。また数年後に読み返したら刺さりまくるかも。2024/03/16