高坂弾正 - 謙信の前に立ちはだかった凛々しき智将

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高坂弾正 - 謙信の前に立ちはだかった凛々しき智将

  • 著者名:近衛龍春
  • 価格 ¥750(本体¥682)
  • PHP研究所(2017/12発売)
  • 3月の締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~3/31)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569667492

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内容説明

「謙信めに千曲川を渡らせませぬ。川中島で討ち取りましょうぞ!」慎重な采配と得意の退却戦で「逃げ弾正」の異名を取り、猛将揃いの武田家でも“随一の用兵”と謳われた高坂弾正――。元は豪農の生まれという異色の出自ながらも、亡き父の遺田をめぐる訴訟に敗れて行き場を失ったところに、晴信(信玄)からその美貌と才能を見出された。若年より「奥近習」として晴信の身近に仕えるが、その寵愛に決して甘えることなく、虎綱(高坂弾正)は着々と戦場で武功を重ねていく。いつしか、ひとりの武士として、そして武田の重鎮として類希な成長を遂げた虎綱は、宿敵である対上杉の最前線・海津城の守将を信玄に任されて打倒謙信を心に誓うこととなる。龍虎相打つ「川中島の決戦」でも、虎綱は別働隊を率いて窮地に陥った信玄本隊を救う活躍を見せた。内政にも優れた手腕を発揮し、武田の躍進に一身を捧げた智将の生涯を克明に描いた力作!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

47
豪農の身分から戦国武将にのし上がった高坂弾正。箴言に見初められたこともあり、その才能で、武士として、無二の重臣として成長していく姿に引き込まれます。謙信との関係も述べてもいいと思いました。2020/11/30

maito/まいと

8
武田信玄の子飼いの将にして、信玄亡き後(そして長篠合戦後の)武田家を支えた名将・高坂昌信(史実的には春日虎綱)を描いた歴史小説。信玄との関係をうかがいたくなる人物ではあるけれど、低い身分から取り立てられ、信玄を一身に支えようとする姿は、やっぱりすがすがしいです。欲を言えば、信玄だけではなく謙信との関係も描いてくれると、より晩年の勝頼への諫言が生きてくるのになあ。2009/02/19

ゆうへい

2
戦国最強と謳われた武田軍団の中で、最も智略の面では優れていた武将です。ただ、上杉謙信の前に立ちはだかった武将というタイトルは大袈裟だと思います。それから、ほとんど甲陽軍鑑の部分を用いているのも気になりました。せっかくの高坂弾正のイメージがままならなかったです。ストーリー性はそれなりに良かったですが、ちょっと僕のイメージとは程遠かったです。

春日

2
文章の良し悪しは別にしてもそれなりに面白いです。個人的なことですが好きな武将なので、高坂を題材に一作書いてくれたということだけでも評価に値します。信玄の近習時代のことばかりが取り上げられやすい人なので、それだけでなく武人としても優れた人であったことが伝わる作品だと思います…多分。

えびえび

2
そんなわけで源助は躑躅ヶ崎の館にやってきたのだ。「うほっいいお館様」(涼しげな眼差しで)「やらないか」ってな感じの馴初めではじまる春日虎綱のお話です。武田信玄の生涯を虎綱との係わり合いを通じて語る作品です。海津城城代として、北信を差配する虎綱は全く描かれません。PHPに限らず副題が先走る傾向にあるのは歴史モノの常ではありますが、凛々しき智将の姿はないですね。2013/03/16

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