内容説明
「ハリー・ポッター」シリーズのJ.K.ローリング推薦!
「残酷さと恐怖のまっただなかで生まれた
愛と勇気の物語――これは、想像もつかない
世界を生き抜いた少女の証言です」
現代版「アンネの日記」と話題の感動手記!
「今夜、わたしは死んじゃうかもしれない」
シリアのアレッポから激しい内戦の状況をTwitterで世界に発信していた
当時7歳(現8歳)の少女、バナ・アベドの手記。
平穏な日常を戦争と爆弾によって破壊された、少女と家族の運命は?
【世界中のメディアが注目! 】
◎「現代のアンネ・フランク」(ワシントンポスト紙)
◎タイムズ誌が選ぶ「ネット上で最も影響力がある25人」に選出
◎日本でもNHKスペシャルや朝日新聞「天声人語」が著者を紹介
【世界中が注目した! 心に迫るツイートの数々】
「ただ、こわがらずにくらしたい」
「おねがいだから、わたしたちの子ども時代をうばわないで」
【読書好きの少女の目線で見た戦争の姿と前を向くことば】
「ドカーン! という音がしたあと、何かが割れた。
拍手みたいだけれど、もっと大きな音だ」
「こわいときでも、同時に勇気は出せるの。
わたしにはわかる。だって、その日から何度となく、
そんなことがわたしに起こったから」
「希望を捨てないで。
わたしなんて、3ヶ月爆撃が続いてもあきらめなかった。
だってつらいときは、希望が人生そのものだから」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
どんぐり
89
「わたしの名前はバナ。7歳です。わたしは今、東アレッポから世界に語りかけています。生きるか死ぬか、これが最後の瞬間です」。2016年にツイッターでアレッポの惨状を世界に発信したこれが最後になるかもしれないという少女の記録。空いっぱいに飛行機がいて爆弾を落としていく「悪い日」とそれより爆弾の少ない「いい日」が続き、学校や家が破壊され、友だちが殺され、世界に向けて誰か助けてと祈りながら、ここにはもう住めないと家族とともに隣国トルコへ避難する。→2023/02/14
カレー好き
28
「 I need peace 」シリアの7歳の少女がツイートしたことで世界が動いた。シリアの内戦は今も終わらない。絶望の中で決して失わなかったものは、希望。私はシリアの現状を知らないが、知ろうとすることはできるし、祈るだけでなく、できることもあるのではと考える。「現代のアンネフランク」バナに心揺さぶられる。☆5つ2018/03/08
スー
19
シリアの7歳の女の子バナは爆撃に耐えながらツイッターでアレッポの現状と恐ろしさを訴え助けを求めました。文は子供らしくとても読みやすいし心に真っ直ぐ入ってきます。彼女は勉強が好きで家族が好きな普通の子供です、それが突然爆弾が落ちてきた日からそれが普通になってしまいました。大好きなブランコも勉強もご飯も可愛い服も我慢して、弟を怖がらせないように爆撃の間に抱きしめ一生懸命笑わせようとする、お姉さんに一気に成長させられました。そして途中で母親が娘へと文が挟まれていますが、これはほんとうに涙ものでした。2018/05/07
タカラ~ム
16
いつだって、戦争の最大の犠牲者は子どもたちだと思う。本書は、シリア内戦の最中にアレッポに暮らした7歳の少女が自ら綴った戦争の記録。彼女、バナ・アベドはTwitterで世界にアレッポの悲劇を伝えた。彼女は世界に訴える。「なぜ誰も人を殺すなと言ってくれないの?」「私は平和がほしい」と。たった7歳の少女にそんな思いをさせてしまっているのは、私たち大人だ。戦争を始めるのも、続けるもの大人だ。でも、始めた戦争をやめるのも大人の仕事だということを忘れてはいけない。世界中の子どもたちが笑顔で暮らせますように。2018/01/11
吟遊
11
2016年にTwitterでアレッポから平和を求めるメッセージを発信。有名になった7歳の少女(執筆時に8歳)。本書は、日記の体裁でバナが戦時中を振り返ったもの。ときおり挟まれる母から娘への文章も愛情に満ち溢れる。シリア内戦の、そして現代の戦争の実情が伝わる。ソーラーパネルで電力を確保しながらiPadに充電して幼い子に「スポンジ・ボブ」の動画を見せたり、スマホを持って逃げたり。バナもiPadには救われた。他方で、バスに乗って生か死かぎりぎりの状況でトルコへ脱出するところは『夜と霧』の時代と同じだ。2018/05/06
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