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内容説明
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周期表は化学のアイウエオ表に相当するものである。これを知らなくても化学は学べるが、知ると化学全体を俯瞰(ふかん)することができる。周期表は決して無味乾燥で面白くないものではない。周期表は元素をその大きさの順に並べ、同じ性質の元素が縦に並ぶようにした表である。その意味で、月曜日、火曜日と、同じ性質の日が縦に並ぶカレンダーと同じ性質のものである。
本書では、このようにカレンダーにたとえられる周期表の基本になる概念を、解説図を使ってわかりやすく説明する。そして、各元素の性質が周期表とどのように連動するかを、わかりやすく身近な例を用いて、目に見えるように説明していく。また、原子番号113「Nh」(ニホニウム、旧仮名ウンウントリウム、UUn)も新しいトピックとして追加。理化学研究所が3個の113番元素の合成および証明に成功したことから、2015年に理化学研究所に命名権が与えられ、2016年に正式名が「ニホニウム」と決定した。この新しいトピックを盛り込み、デザインも一新して、2018年版の周期表決定版ガイドとして再刊行する。
『マンガでわかる元素118』とあわせて化学の理解を深めるためにそろえてほしい1冊!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
absinthe
55
化学・・・大学で少し習ったのを最後に見たこともなかったので、勉強してみた。面白い本だ。読み返すことになりそうだ。ニホニウムにも言及がある。大学時代、化学の先生が「基礎学というのは面白くないものなんですよ。生徒の人気考えたら応用の方が面白いに決まってる。」といつもぼやいていたのを思い出す。電子軌道とか、規則性が無いとたんに事例を列挙しただけになりがちだ。遷移金属、希土類、半金属、共有結合、イオン結合。おぼろげに大学時代を思い出した。この本見ながら、生命の起源や地球科学の本を読み返すと面白いかもしれない。2018/03/28
桔梗屋
4
最終的に大学受験は文系だったけど、高二までは理系志望で、化学は得点源だったこともあって、今でもとても好きです。最近は原発絡みでトリチウムや核燃料についての言説が増えてきており、知識をアップデートしようと思い立って読んでみました。高校の教科書を理解できていれば、容易に読める程度の内容で、既存知識の再確認という面が強かったですね…ま、化学ともなると、数十年程度ではそうそうガラッと内容が変わったりはしないのかな…最近、改めて高校の頃の勉強をやり直しておきたい気分になってるので、とっかかりにはちょうど良かった。2021/04/25
とし
1
原子の構造といった基本的なことから各族の性質まで記載されていて分かりやすかった。 各元素の性質、価電子の動きが分かるとどういうものがくっつきやすいかがわかってよさそう。 エネルギー的なところはイメージがなかなかつきにくいが繰り返し読むしかないか。2024/10/13
Y
0
この本は元素の構造や性質などを理解するのに役立ち、化学への興味を深めてくれる。元素を特徴づけるものは一言でいえば電子であり、電子の軌道について簡単に知ることができた。いい本だけど一つ誤植を発見。P57の図ではヘリウムがpブロック元素に色分けされてるが、ヘリウムはsブロック元素では?2024/03/16
可能性の獣
0
これは手元に置いておきたい!量子力学的な事にも触れ、各元素の概略を分かりやすくまとめてくれている。辞書的な使い方も出来そう。化学の入門としてはとても素晴らしい本!2023/08/30
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