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内容説明
世界恐慌や世界戦争の危機が見込まれる現在、政治や文化に関する能力を国民は身につける必要がある!そして、良き保守思想の発達した国家でなければ良き軍隊をもつことはできない、と老師・ニシベは我々日本人に警告をする。アリストテレス、マキャベッリ、ガンディ、チェスタトン、福沢諭吉、中江兆民など古今東西の巨人の叡智から戦後日本の政治・経済政策まで、保守思想の真実を語り尽くす大思想家・ニシベ最期の書。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
mitei
338
著者(本書の場合術者)の訃報に触れて手に取った1冊。本書を読めば著者の遺書として読者に今までの思想のまとめを語り尽くし(私には難しい単語も多かったが)、最期の迎え方を述べて先日の訃報に繋がっていたという驚きがあった。前半は昨今の日本政治、国際情勢を術者なりに考えているところも勉強になったし私も共感するところがあったが、最後の章は哲学に入り、おそらく今後社会全体で更なる長寿社会を迎え死に方を考えていく全ての人にとって考えさせられる1冊と思う。2018/01/30
ふみあき
53
刊行直後に本書を手に入れ読了したが、最初(自裁の決意と、その延期をほのめかすことで話題になった)「あとがき」を読んだ時、著者は『死生論』のころから長年、公言していた「シンプル・デス(簡便死)」の企てを放棄したんじゃないか、と不覚にも思ってしまった。だからその後、マスコミで著者の訃報に接して、心底驚いたことを覚えている。2024/06/14
ネギっ子gen
50
【絶望する者の数が増えることだけが希望である。byオルテガ】『沈黙の作法』で本書を知る――。身体が儘ならぬ中、口述筆記で。2017年刊(翌年、自裁)。自らの人生を振り返り「少し狂想を帯びている」と自覚しつつ、<チェスタトンがF・ニーチェに対して言ったこと、つまり「狂気に一抹の魅力があることを認めぬわけではないが、それを認めるためにもこちとらが正気でなければならぬ」を座右の銘として生きてきた述者としては、正気が狂気と見えることこそ現代文明が紊乱の極みに近づいていることの証拠ではないかと反論したくなる>と。⇒2024/09/13
とくけんちょ
44
西部さんが自裁死する前の遺言とも言える内容。理解が難しく、何回も途中断念していたが、この度、ようやく読み終えることができた。口述であることから、それぞれの内容が記憶に基づくもので、事実なのか、事実を受けての推論かがわかりにくく、あまり鵜呑みにできない印象を受けた。筆者のファンであれば、見方は変わるのであろうが。内容は、経済、軍事、死生観など多岐にわたる。六〇年安保を読んだ時ほど、快感は得られなかった。2022/07/27
さきん
41
本を購入した1か月後に亡くなってしまった。大学在学時に西部邁ゼミナールという番組を見てから著作をあさり始めて読んだ。時間が許せば、プライムニュースに出ている時も視聴した。本書は、西部邁ゼミナールで議論されてことが、著者なりに整理されて列挙されている。一回読んだだけでは咀嚼できないので、何回も読み返して言っている意味を理解していきたい。今わからないのは個人主義と集団主義を4象限で説明した箇所。2018/03/04
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