あなたがスマホを見ているとき、スマホもあなたを見ている。

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あなたがスマホを見ているとき、スマホもあなたを見ている。

  • 著者名:藤原智美【著】
  • 価格 ¥1,430(本体¥1,300)
  • プレジデント社(2017/12発売)
  • ポイント 13pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784833422581

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内容説明

しっかり立ち止まり、ぼんやり考えよう

芥川賞作家による讀賣新聞の人気連載が一冊の本に!
ありふれた日々の暮らしにスパイスを振りかける珠玉のエッセイ69選

【著者紹介】
藤原智美(ふじわら・ともみ)
1955年、福岡市生まれ。
フリーランスのライターを経て、90年に『王を撃て』で小説家としてデビュー。
『運転士』で第107回芥川賞受賞。
小説創作とともに『暴走老人!』『スマホ断食』などのノンフィクションを発表し、
新聞、雑誌でのエッセイ連載を行うなど、幅広く活躍する。

【目次より】
◆1章 披露宴2次会、新婦がひとりスマホに見入る。

◆2章 マドリードでもバンコクでも東京でも、
同じシャツを着ているって、世界中どうかしている。

◆3章 公衆電話ってなんですか、と二十歳の女子が真顔できく。

◆4章 昼下がりの駅からのどかさがなくなり、
傘を素振りするゴルフおやじも消えたこの頃。

◆5章 人混みが嫌いだといいつつ、群れのなかに加わる安心感。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やすらぎ🍀

189
気軽に読める新聞コラム集。なぜ人は危険を犯してまで小さな画面を見つめ歩くのか。そのエッセイが本題となる。情報の暴走が起こり感情が零れ落ちていく。意識的に断食をして囚われているものから視線をそらそうか。街を歩くと不思議な光景が映る。にわか雨。濡れることを気にしすぎる私たちは生きづらくなっていないだろうか。違和感は過去の自分自身から湧き立つものか、世間の異変か。もう袖を通さないと決めた服を脱ぎ、取り外したボタンを瓶に詰める。手に入れた時の喜びを忘れ、手放すときに内省する。過去に浸るのは疲れているからだろうか。2023/06/15

フクミミ

24
著者と年齢も近いので、おっしゃる事よ~くわかります。 近い将来、使える機械が少なくなって情報から取り残されることもあるのかも。デジタル断食、いいかもね。2018/01/12

G-dark

18
タイトルにドキッとして読んでみました。結婚披露宴の二次会で歓談そっちのけでスマホに見入る新婦。リアルでは愛想笑いをして、ネットに本音を書き込む人。肉眼で楽しむことそっちのけで、スマホやタブレットで写真を撮りまくる人。部屋には思い入れが無く、暮らしのプライベートな部分はすべてスマホの中にある若者。などを含め、著者が昨今の社会に感じた率直な気持ちを綴ったコラム集です。現実世界とスマホの中の世界の大切さが逆転し、スマホの中の世界こそがリアルになっているのではないか…?ということにこの本を読んで気づかされました。2018/09/27

彩灯尋

11
表紙の猫につられて。さっくりと読めたし、面白かった。スマホ依存な自分がデジタル断食をやったらどんなことに時間を費やすのか気になるところはあるけれども、きっと12時間くらいが限度だと思う。2018/06/13

あいし

9
図書館で見つけて読了。使っているようで使われている気がしてきたお年頃。デジタル断食・・・してみようかなと思いつつ、デジタルでこれを書いている矛盾。便利になれてしまうと、なかなか不便には戻れないかも。文字が大きくて読みやすかった。2018/03/13

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