ビッグコミックススペシャル 西村ツチカ短編集 アイスバーン

著者名：西村ツチカ【著】

小学館（2017/12発売）

• ISBN：9784091897640

内容説明

西村ツチカが描く摩訶不思議な作品集第3弾

イラスト、装画など多ジャンルでも活躍、うっとりする線と独特の構図で多くの漫画愛好家を惹きつける西村ツチカ作品。3冊目となる短編集を、『北極百貨店のコンシェルジュさん』第1集と同時に刊行します。

卒業後の母校をふと訪れる男子を描く新作読切『アイスバーン』、厄介男子とスーパー美少女が袖振り合う『P対NP問題』、月刊誌「ヒバナ」で掲載した読切『ゲームくん』、夜中の少女の部屋を幻想的に描く『ココット物語』など、本人の意欲作を計8作品収録！

前作『さよーならみなさん』から4年ぶりとなる新刊はA5判サイズ（148ミリx210ミリ）で登場、摩訶不思議な世界をちょっと大きめの判型で楽しめます。
新しい世代の「マンガ」のそよ風を感じる1冊です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[moyin]

高野文子さんを思わせる不思議さ。西川さんの漫画、もっと読みたいと思う。

2021/04/01

[Sue]

表題作「アイスバーン」と「ENGLISH CLASS」がよかった。

2018/05/22

[しょうや]

西村ツチカは『北極百貨店のコンシェルジュさん』だけ読んだことがあったが、『アイスバーン』のいくつかの短編は描かれる題材が「サブカル」的な磁場をはなれてもうすこしポップなものが選ばれていることに、自分の西村ツチカという作家の捉え方のまちがいに気づいた。でも「アイスバーン」とか「P対NP問題」とか、ファンタジーとシュルレアリスムの間を縫うような世界の切り抜きかたは、やはり西村の細く白っぽい描線にとても相性がいいと思う。

2025/10/21

[たけのこ]

これ読んだことあったはずですけど、久方ぶりに読むとなんていうんでしょう、結構ガロ味があるといいますか（笑　もうちょっとかわいらしい印象があったんですけどね。アイドルと入れ替わる話とか、よくわかんなくて好きです。

2023/08/16

[Mark.jr]

どの作品もポップでチャーミングながらも、チクリとする毒も入っており、独特のテンポと相まって、替えの利かない才能だと思います。

2020/04/23