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内容説明
外出すれば道端の人が自分の悪口を言っているのではないかと怯え、人前に出ればアガってしまい、一言も発することができないまま場を後にする――。青春時代、そんな「コミュニケーション障害」、俗にいう「コミュ障」に苦しんでいた吉田照美が、悩みぬいた末にたどりついた「会話の極意」を初めて明かす。「滑らかな語り」をもてはやす現代の風潮に抗う、「うまく喋ることを目指さない」異色のコミュニケーション指南!【目次】はじめに~「話し下手」を目指そう!~/第1章 僕は「コミュニケーション障害」だった/第2章 テクニックを磨かなくても「いい話し方」はできる/第3章 頭がいい人の話し方/第4章 「質問する力」は最強の武器になる/第5章 微妙に避けたい話し方/おわりに
目次
はじめに~「話し下手」を目指そう!~
第1章 僕は「コミュニケーション障害」だった
第2章 テクニックを磨かなくても「いい話し方」はできる
第3章 頭がいい人の話し方
第4章 「質問する力」は最強の武器になる
第5章 微妙に避けたい話し方
おわりに
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kinkin
94
ラジオパーソナリティーの吉田照美さんによる会話術の本。タイトルにるようにコミュニケーション障害だったことg@冒頭に書かれていた。本書に書かれていた参考になったこと、話し上手を目指す必要はなく、むしろ話し下手を目指そうというところだ。話し方はテクニックだけではない、話し方上手だけでは本当のコミュニケーションにならないということをラジオ局の先輩やゲストの話を絡めながらわかりやすく書かれていた。押し付けがましい会話術でなくとてもさっぱりした好感のもてる内容だった。おすすめの一冊。図書館にて2018/02/01
ホークス
44
2017年刊。吉田照美氏と言えば、営業車で聴いていた文化放送の「やるきMANMAN!」。ラジオのパーソナリティも、型通りで味気ないタイプ、やたらハイテンションなタイプ、ガツガツと自己主張するタイプなど様々いた。今考えると吉田氏には、常識的な事を言う時でも、どこかはにかむ様な風情があった。表現する恥ずかしさを心に秘めている様な。内向的な私が外回りの合間にホッとするには、丁度良かったのだろう。柔軟でやや内省的な人柄は、本書の語りにも感じられる。話す心得を素人に分かりやすく解説し、著名人のエピソードも多数。2020/07/05
ばんだねいっぺい
26
12月は、気になる異性によく思われたい気持ちが強過ぎて、ぜんぜん素直じゃなかったと猛省。それを生かして、年明けからは、飾ることなくやっていきたい。2017/12/27
Tomoyuki Kumaoka
14
吉田照美氏が教える話し方の本。どこかで聞いたような内容と氏の体験談が多い。結局「おわりに」にある通り、失敗を恐れず話していくこと、が大事ということ。うまい話し方を目指すのではなく、下手でもいいから話そうとすること、なんだろうと思う。ほかに、会話で大事なのは、どれだけ自分の中で話のネタを持っているかということだ。私自身の話になってしまうが、語学学校の人に、「前もってネタを考えておくように」とよく言われているのだが、よくよく考えると日本語ですらネタに困ってるので、話のネタを考えるようにはしていきたいと思う。2018/03/09
anco
13
吉田照美さんが、自身の経験から学んだ話し方のお話。等身大の自分、いつもの素直な自分であることが、人の心に響く言葉を発するために何よりも大切なこと。情報を選び、それを話題として話す、自分に合った情報を選ぶために、自らのセンサーを磨く努力は続ける。人生何事も勉強、相手を怒らせてしまった場合は謝る、誤解を解くといった素直さと誠実さが大切。大勢の前で話すときに緊張するのは慣れていないから、どんどん前に出て発言し慣れていく、変に意気込まずに盛り上がらなくても普通に終わればそれが一番いいぐらいの気持ちで話す。2018/01/14