爆撃聖徳太子

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爆撃聖徳太子

  • 著者名:町井登志夫
  • 価格 ¥850(本体¥773)
  • PHP研究所(2017/12発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569678399

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内容説明

隣国を次々に従え、世界帝国への道をひた走る隋帝国。その矛先は琉球、そして朝鮮半島へと向けられた。倭国に攻めてくるのも時間の問題……。この危機に敢然と立ち向かったのが、厩戸皇子、のちの聖徳太子である。遣隋使となった小野妹子をはじめ、周囲の人びとを巻き込んだ聖徳太子の戦いの行く末は!? 「なぜ隋の煬帝を怒らせる国書を送ったのか」「“聡耳”と言われた理由」「その後半生に政治的空白期があるのはなぜか」「黒駒伝説の真実とは」――聖徳太子をめぐる数々の謎を解き明かしながら、東アジアを舞台に壮大なスケールで描かれる、衝撃の古代史小説。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

goro@80.7

62
時の大国「隋」に対して日出処の天子などと言い切る聖徳太子は普通に考えても並みじゃなと云うところから出発したようなとても爆裂な物語でした。厩戸皇子に従い巻き込まれて行く小野妹子がもう一人の主人公で最後まで隋との争いの矢面に立たされる。可哀想な小野妹子。返書を失くした事もそうかもしれないと納得しそうです。聖徳太子の見方が変わるわ。けどそれも納得出来ちゃう冒険物語でありました。2018/04/04

さら

40
ぶっ飛んだキャラの厩戸皇子(聖徳太子)がどんなことをしてしまうのか、という目で読んでいたのですが意外と真っ当でした。それでも偉人という人物像にはかけ離れていますが(笑)。 もう一人の主役は厩戸皇子に振り回されながらも実直に対処する小野妹子。彼らの琉球や隋、そして高句麗での活躍が描かれています。倭国が他国からの侵略を受けなかったのは彼らのそんな活躍があったからかもしれませんね。 隋の煬帝についての知識がなかったので、高句麗との戦い等興味深く読みました。面白かったです。2017/12/27

kaoru

39
はちゃめちゃな歴史SFと思いきや、当時の勢力図や籠城戦の描写などリアルに書かれています。その上で聖徳太子のキャラが奇天烈だったり、太子伝説を取り込んでいて、無茶苦茶だけど楽しく読めました。2017/01/08

assam2005

26
厩戸皇子の時代を描いた小説は初めてかもしれない。歴史の授業で聞いた厩戸皇子像とは違い、ものすごい狂ったようなキャラクターで驚きました。小野妹子の目線で語られるので、厩戸皇子が始終出ては来ない。どこまでが史実なのだろうか。読みながら想像するのは山岸凉子さんの「日出処の天子」。そして、最初から最後まで小野妹子が不憫でならなかった。タイトルが全てを物語っているというか、侵略のための戦いのシーンが多目。それよりももうちょっと厩戸皇子のキャラクターの謎に迫ってほしかったな。2018/11/09

かつおさん

22
どこまでが史実か定かではないけど、ためになった😆 飛鳥時代は、TVドラマにもなり難く聖徳太子に纏わる新たな事実が見つかったくらいしか知らなかったが、倭の国、日本と当時の中国(隋)や朝鮮半島(高句麗、百済、新羅)との関係が新鮮だった。高句麗、今の北朝鮮🇰🇵に日本が感謝されたことがあったなんて⁈ 聖徳太子は、サバン症候群かX-menか?厩戸皇子と小野妹子はヒーローだね。奈良県にはあれだけ国宝があるのに観光客の平均滞在時間がわずか4時間と聞いた。これを機にディスカバー奈良&飛鳥!⛩2020/06/08

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