内容説明
「バンドがやりたい!」熱い思いだけを胸に上京した草野マサムネ、田村明浩、三輪テツヤ、崎山龍男。何かに導かれるように出会った4人。彼らが結成したスピッツは、やがて日本を代表するバンドになっていく…。抱いてきた想いが赤裸々に綴られた歴史的決定版!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
海月
91
昔よく聞いてたスピッツ。そんなスピッツが20年の軌跡を綴ったノンフィクション。とりあえずもうすぐ30周年ですよ!まだまだスピッツは元気ですと当時のスピッツに伝えたい(笑) 自分も空も飛べるはずからスピッツ聴きだして古いアルバムを聴いていったんですがもちろんデビュー前のことなんて知らなかったので自分の中の知らないスピッツをしれました。スピッツもやっぱり試行錯誤の連続だったんだろうなぁ。2021/10/07
chantal(シャンタール)
86
私は「ロビンソン」が大ヒットして世に知られるようになってから聴き始めた普通のファンだけど、マサムネくんの透明感溢れる声も、不思議な雰囲気の歌も好きで良く聴いていた。「上手に書いてやろう」なんて思ってないだろうけど、すごく真摯で、どんどん読めてしまうメンバー四人の20年を振り返ったノンフィクション。この曲やあのアルバムにはこんなエピソードがあったんだなあと、普段ながら読書はしないけど、思わずスピッツ聴きながら読んでしまった。いつ聴いてもすっと入っていける。あれから更に十年。これからもずっと旅を続けてほしい。2021/05/25
つみれ
48
スピッツ結成20周年記念で刊行されたのだから、もう10年以上前の作品である。私自身が重度のスピッツファンなのでひいき目に見ている部分はあるかもしれないけれど、4人の素直な文章はとても親しみやすく、ウンウンとうなずきながら読んでいた。スピッツの歩んだ20年を4人それぞれが述懐していく形式なのだが、これがなんだか小説のようで読み物として単純におもしろい。マサムネさんが書く曲を他の3人のメンバーが好きで好きでたまらないというのが文章の端々から伝わってくるので、読んでいてうれしくなった。これはあとでまた読もう。2019/01/10
ばんだねいっぺい
44
「醒めない」を買って聞いて、スピッツの事が知りたくなったので。素晴らしい性格の四人が、笹路さんなどのマスターと巡り合い、曲がりくねった道を歩いてきたんだなぁと確認。2017/09/10
東谷くまみ
43
あーダメだ26年分の愛が溢れる。TVから流れてきた「ロビンソン」に心を撃たれて早26年。あの時「戦車はスピッツをのせて」やってきたんだよな。「日なたの窓」の様な極上の幸せと「魔法のコトバ」を連れて。いつも「ありがとさん」!ライブに行けた時は「夢じゃない」かと思ったし我が家は「青い車」。「アイニージュー」!私の暮らしに欠かせない、26年前から「ハートが帰らない」。こんなにカッコ可愛いおじさん達を他に知らないし大好きすぎて「これ以上文章にできない」コロナでライブに行けなくても「いつでもここにいるからね」→2021/06/07