人生100年時代の国家戦略―小泉小委員会の500日

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人生100年時代の国家戦略―小泉小委員会の500日

  • 著者名:藤沢烈【著】
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • 東洋経済新報社(2017/12発売)
  • ポイント 15pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784492212356

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内容説明

「将来の首相」小泉進次郎の500日にわたる激闘を描いた、初めての本!
新しい日本の姿がここにある!

小泉進次郎が代表代行を務める「2020年以降の経済財政構想小委員会」で交わされた、500日間の激論。
これに端を発した社会保障改革は、安倍政権による「全世代型の社会保障論」へも多大な影響を与えた。

政財界を巻き込んだ論争へと発展した小泉らの「人生100年時代の国家戦略」の真意は、どこにあったのか。
小泉進次郎の前に立ちはだかった「抵抗勢力」とは何だったのか。

小泉らと共に走り続けた男、新世代のオピニオン・リーダー藤沢烈氏が、小泉進次郎と若手議員20人による
「激闘の500日」と、そこから見えた小泉進次郎らの「国家観」をドラマチックに描き出す。

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かつて幸せになるために作られたレールが今、
この国の閉塞感につながっている。
政治が、その「レール」をぶっ壊していく。
もっと自由に生きていける日本を創るために。
――小泉小委員会の提言「レールからの解放」より抜粋

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【小泉小委員会とは】
2016年2月、小泉進次郎、村井英樹、小林史明を中心に若手議員でつくられた
自民党「2020年以降の経済財政構想小委員会」(委員長代行:小泉進次郎)の通称。
500日間にわたり、迫り来る人生100年時代の国家戦略が議論された。

全体コンセプトである「レールからの解放」(同年4月)に基づいて発表された
「厚生労働省分割案」(同年5月)、「人生100年時代の社会保障へ」(同年10月)、
「こども保険の導入」(2017年3月)はいずれも党内外で大きな話題を呼び、政府にも影響を与えた。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Willie the Wildcat

44
閣議決定までの熱い過程に本気度。日本人の力!だから「第二創業期」である。加えて、小泉人気に頼らず、政策に落とし込む姿勢が好印象。魂を込めたメッセージ。今後という意味では、超党派で国家・国民を念頭にした政治に期待。一方、常に立ちはだかる財源。コストvs.投資や、Primary Balanceの議論も、常に次世代を視野に入れて欲しい。痛みの妥当性と可視化。信あれば心通ずる!次世代の政治家諸氏、捨てたものではない気がする。実行・結果責任を体現して欲しい。期待してますよ!2018/01/02

vinlandmbit

20
これまで政治に無頓着でしたが、政治番組にて観る小泉進次郎の語る言葉が毎回印象に残っており、特に若い世代以下に向けたポスト2020以降、国をどうしていくのか?という意思がどこからくるのかを垣間見るのも含めて本書を読み始めることに。小委員会の面々も自分と同世代か少し上のメンバーで構成されており、今後の日本をどうしていくのか?と熱い思いで、衝突・障壁をメンバーで一つずつ超えてく様は、自分も負けてられないと感じました。政治も捨てたもんじゃないと、今後知識を深めつつ、その行く末をいち有権者として見続けたいです。2018/01/18

hk

18
少子高齢化が急進している日本では、20年学び40年働き20年休むという従来のレールに則っていては社会制度を維持できなくなった。具体的には「現役世代がリタイア世代を支援する」という社会福祉のあり方が袋小路に入ってしまったのだ。そこで高齢者イコール社会的弱者だという固定観念から脱却し、本当に困っている人達を老若男女全体で支援する制度構築が喫緊の課題となっている。この政策実現のために設立されたのが「2020年以降の経済財政構想小委員会」だ。本書は小委員会にオブザーバー参加した一民間人の視点による活動記録である。2018/05/06

g.t

5
環境大臣としての言動がメディアを賑わせていた小泉氏。理念先行型である印象は本書の中でも節々に描かれていた。ただその印象を補って有り余るほど、政治家として人々を動かし政策を具現化している能力の高さを感じさせられた。幼き頃から父を見て育った環境もあるのだろうか。繊細な活動というよりは、人々を惹きつけ方向性を指し示すようなポジションで今後も存在感を示されるのではなかろうか。2022/02/23

Shohei Ito

3
『レールからの解放』 人生100年時代を見据えた社会保障や子育て支援の政策等の国家戦略を議論する自民党「2020年以降の経済財政構想小委員会」の500日を追った一冊。 これまでのライフプランが通用しなくなる時代に必要な保障や支援は何なのか。弱者を救うという視点だけではなく、強者にはどのような支援をしてもらうのか、といった国民全体の立場を踏まえた政策検討の議論は、現在行政の業務に携わっている身として、とても勉強になりました。 政治や議員さんの見方が変わる良書です。2018/08/18

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