カドカワBOOKS<br> 限界集落・オブ・ザ・デッド

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限界集落・オブ・ザ・デッド

  • ISBN:9784040725390

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内容説明

死んだ人間がみな亡者『留人』となる世界。ある限界集落に、留人の群れが押し寄せる。住民の平均年齢、70歳以上。対留人のスペシャリスト恐山を筆頭に、老人たちの命がけの戦いが幕を開ける!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ア・トイロッテ(マリポーサとも言う)(各短編の評価はコメントで)

10
★★★ 6 設定は素晴らしいと思う。限界集落に現れる羆という現実のシチュエーションにゾンビパニックを組み合わせるという設定は秀逸。ゾンビ達に立ち向かう老人達はとても格好いい。短めな物語であったため急展開しすぎるように見えた。まるで映画のようだった。2018/10/10

えも

9
地域活性化小説?▼ではなかった。未来の日本。そこでは人は死ぬとゾンビのような存在になり、人を襲うようになる。その大量発生と闘う限界集落の老人たちと一人の少年▼小野不由美の「屍鬼」みたいなテイストでしたが、わりとアッサリと終わっちゃった感。2021/04/01

イカまりこ

6
読みたいリストに入れてたゾンビ物。ツイッターのスペース(ホラー特集)で取り上げられて、すぐ読もう!と思い立った。面白かった~。小説にはこれくらい、ぶっ飛んだモノを望んでるんだなと思えた。いや、ストーリー的には王道かもしれない。群れで襲ってくるゾンビに人々が立ち向かう安心の筋書き。でも現実にこれできる人っているのかな?って。某、話題本では生きるためにもがく善意の登場人物がいなくて、モヤッとしていたのだ。この本には自分の役割をしっかり全うする人がいっぱいで、狡い人間がいなくて、小説を楽しんだ感が凄いあった。2022/11/15

文太

3
死んだあとに甦り、人間の血肉を求める留人となってしまう世界。おくりびとと呼ばれる対留人のスペシャリスト。おくりびとをしている恐山が暮らす限界集落、木帰町。そこを留人の群れが襲う。パワフルな老人たちと留人の攻防。普通のゾンビものとは一味違っておもしろい。「生まれてしまった以上は、生きなければならないのだから」という、逞しく日常を過ごす姿勢は見習いたい。2019/12/17

nd

2
人が死すとあたかもゾンビのように蘇り、あたかもゾンビのように他者を攻撃する「留人」になってしまう世界。死者を、留人を、脳を破壊することで人に戻す「送り人」である老人・恐山のもとに孫が家出してきた。そしてそれは、これから始まる未曾有の危機の予兆に過ぎなかった……というあらすじ。いかにもホラーゲームのプロットという感じ。限界集落で日本家屋で死者が蘇ってホラーとか聞くと某赤い水だし、大体合ってる。ヒトの三大欲求である「かっこいい老人を見たい欲」は充足できるので、その点はおすすめできる。2017/12/29

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