内容説明
人はなぜ生き、そして愛するのか。流氷の北海道・知床と東京。そこで生きる二組の男女。二つの世界が交錯し、結ばれる愛の先には……。映画「猟奇的な彼女」のクァク監督と気鋭の小説家・出版プロデューサー鬼塚忠がタッグを組組み、人間の存在の本質を、ミステリータッチで描き出した最高のラブストーリー。2016年映画公開「風の色」原作小説。2018年1月、映画「風の色」日本公開決定!
目次
序 章
第I章
第II章
第III章
第IV章
第V章
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
エンリケ
37
何の予備知識も無く書店で衝動買いした一冊。夢か現か定かではないシーンが随所に有るのは僕好み。冒頭はパラレルワールドを扱うファンタジーかと想像したが、中盤からはミステリーの様相が色濃い成り行き。死んだと聞かされた彼女を探す主人公に大きく感情移入してしまった。ドッペルゲンガーやマジックなど、話を彩る題材も魅力的。そして何より描写に心惹かれたのは、流氷に閉ざされたオホーツクの海。その凍える風を感じながら、悲恋に壊れたヒロインの心情に思いを馳せた。終わってみれば一途な恋物語。近日公開の映画にも興味が湧く。2018/01/19
チェス
2
うーん、今ひとつ乗り切れず。2020/06/01
nekohunda
0
映画みてから読み終わり。 文章つらつら。台本な感じ。2018/02/16
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