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内容説明
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マスコミも伝えない古書業界の仕組み、古本探索の奥義と秘策。古今のユニークな蔵書家たちとアッと驚く蔵書のエピソード。果ては蔵書処分の方法まで、コレ一冊に古本とつきあう方法が満載。古書業界誌のベテラン編集者が語る、奥深く尽きせぬ古本の魅力。
目次
第1章 古書業界の仕組み
第2章 古書価決定のシステム
第3章 古本探しのツール
第4章 古本探索の楽しさ
第5章 蔵書百態
第6章 有利な蔵書処分法
第7章 古本のこれから
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ふろんた2.0
16
古書蒐集に関する本はいくつか読んだが、エッセイのような内容のものが多かったので、業界の仕組みを解説する本書はためになった。2014/04/01
akira
14
図書館本。 興味深かった。有名なサイト「日本の古本屋」の成り立ちや古本屋さんの仕入れの裏側など知らないことも多かった。まだまだ読書好きと呼べるほどではないが、死ぬまでに一冊でもいい本に出会いたいものである。 だんだんと古本集めをやめ、図書館通いにシフトしているが1500冊ほどに蔵書がなった時はさすがに反省した。気になったものはとにかく読む癖をつけたい。 「買うに追いつく読書人なし」2019/07/06
Shin
8
『全国古本屋地図』の編纂に長年携わった著者による古本、というより数々の「古書蒐集の鬼」たちに関する敬意と愛情に満ちたエピソード集。登場する書痴たち(無論、最上級の敬称として)の蒐集欲、見識、財力、どれをとっても足元にも及ばないのだけれど、「本を愛する」ならここまで徹底して一人前という理想像の数々は半ば妬ましくも清々しい。曰く、「買うに追いつく読書人なし」だそう。次元は低いけど、その点だけは読書人の末席に座らせて貰って、いつか自分の蔵書が古本としての価値を持てるように精進していこう。2012/05/28
ティス@考える豚
6
ビブリア古書堂から興味の関連。古本はよく購入するもののここまで業界が広いとは思わなかったです。東京の神保町については常々行きたいと思っていましたが、やはり理想郷のようですね。蒐集家というのは私にはやはり理解できませんね。私にとっては本は読まなくては意味がありませんし、死蔵ほど意味のないものはないだろうと常々自分に言い聞かせています。もちろんそれを価値観の違いと言うのでしょうが、まあそれはそれで面白いです。中盤は専門性が強すぎて少し読み飛ばしました。1.5億の古書って…やはり世界は広いか。2013/01/31
Windseeker
3
著者は「日本古書通信」の編集者。小難しい話が書いてある訳ではないが、これほどぎっしりと中身が詰まった新書も珍しい。業界の仕組みについて書いた1章を読んでる時点からコーフン気味だったが、3章の古本探しのツールのくだりに達した頃には、理性のヒューズが飛びかけた。かの岡崎武志師匠が「『古本通』に教えられたことは、あまりに多いが」と書いてるのもむべなるかなと思う(勿論、師匠の謙遜もあるんだろうけど)。古本を愛する想いがこもっていることが、書かれている文章の重みから実感できる本。2012/02/07
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