内容説明
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身体と宇宙のアナロジカルな対比、そして大地を一つの巨大な生命体とみなす風水の思想――トポス(場所)という視点から、中国人の精緻な世界観の深奥に迫る。解説=吉川忠夫
目次
七十番目の列伝-『史記』太史公自序
空間の造型-『西遊記』演変私考
『盆栽の宇宙誌』を読む
中国人の天と宇宙
洞天福地小論
洞庭湖と洞庭山-中国人の洞窟観念
墓と廟
墓・大地・風水
朱熹の墓-福建の旅から
太虚の思想史〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
みかん。
2
洞天や壺中天等を扱う。藤原京で出土した木簡の方位占い(八卦占い)の解釈あり。藤原京の木簡にある、方位占いの占法は遊年法といわれるもので、「遊年」と呼ばれる神様がその年に八卦のどこに赴くかで占うものです。2024/11/23
可兒
1
イスラム専攻だが、より深く学ぶには近代日本の思考回路もかじるだけかじっておかないとね2013/07/31
アル
0
かなりの年数ぶりに再読。 読み終わると中盤以降の風水に関する部分の印象が強いが、前半の天・洞天・人体や盆景についての内容が興味深い。 今読むと時代を感じなくもないが、それも含めて面白く読めた。2014/07/07
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