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内容説明
激しい競争のなか、数々のヒット商品を手がけ、プレゼンの達人とも称される商品開発者、佐藤章。九〇人の部下を束ねながらもなお、現場の第一線に立ち続ける彼の流儀とは何か。人の能力を最大限に引き出すプロデュース術、時代を読み、最良のアウトプットを引き出す極意とは。ごった煮チームが天才を打ち負かす!名うてのヒットメーカーが明かす仕事術。
目次
第1章 「一番搾り」リニューアルの舞台裏
第2章 落ちこぼれからのスタート
第3章 確信犯がヒットを生む
第4章 商品開発は異種格闘技
第5章 言葉をいかに磨くか-会議とプレゼンの技法
第6章 縄文サラリーマンのすすめ
対談 佐藤可士和×佐藤章-ものづくりはコミュニケーション
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
犬こ
12
キリンビール マーケティング部がヒット商品を生み出すまで。文中、何度か出てくる「化学反応」という言葉。この言葉いいな~と感じました。消費者マインドに響くまで、いろんな人達の発想がうまく化学反応したものが、いい商品として私たちの手元に届いているんだな~。2015/02/05
手押し戦車
8
人の創造力は罠がある。一人より三人の方が知恵が出るけど、同じ考え価値観の人が多く集まると多数決でも皆が賛成したりして意見が全て一致する。意見一致は本当に理解していないか、周りに流されて手を上げているか分からない状態になる。反対意見や批判などの声をふさいでしまい、本質が見えなくなる事が起きる。重要な時ほど反対と賛成がぶつかり合いとことん議論を重ねてお互いの強みの部分を取り上げ問題点を解決して行くのが本当のチームワークになる。重要なポストほど価値観や反対意見をぶつけてくる人物を入れる事でイエスマン化を防げる2014/12/10
あぽ
3
商品開発部の仕事が垣間見えて面白かった。嗜好品を作るのか、大衆商品を作るのかを考え抜くワザやサイコロジカルマーケティングは、商品開発だけではなくビジネスの色々な局面で活用できると思った。※仕事の課題 2012/06/27
Yuichi Arioka
2
退職前に読んでおくと、現職のイメージがもっと変わったかも。佐藤可士和さんとの対話が最も印象深い。デザインの1つとして広告がある。ビジョンの共有化。そして、常時同期化と一個のヒット商品には10倍の空振りがある。一勝九敗?カマス理論は初耳だった。2016/09/20
Naota_t
1
★3.3 直近で『こころを動かすマーケティング―コカ・コーラのブランド価値はこうしてつくられる』を読んだため、本書の内容は若干霞むものの、両著者で似た主張が多いのは興味深い。商品開発の掟14カ条で「大振りする」「IQが高いのはダメ」「会社の都合で商品は作らない」というのはサラリーマンマーケッターらしさが垣間見られて良い。キリンには田村潤氏のような凄腕営業マンもいるし、良い人材が育つ風土があるのだろう。最近は飲料買う際、メーカーを見て選ぶようになった。そう言えば近頃、缶コーヒーを飲む人を全く見ないような…。2021/09/02
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