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内容説明
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軍国主義体制がとられていた時代には、兵力確保に、「国のため」に健康であることが求められた。そして今また、禁煙の推進やメタボ検診など、作られた「健康ブーム」に、国民が欺かれている。それは、医療費を抑制するための施策として、「国のため」に健康であることが求められているのだ。現在と戦前との相似性を浮き彫りにし、行き過ぎた「健康ブーム」を斬る。
目次
第1章 昔兵隊、今高齢者
第2章 昔徴兵、今検診
第3章 昔非国民、今喫煙者
第4章 昔財閥、今官僚
第5章 昔も今も「大本営発表」
第6章 日本は不健康な国になる
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hori-chan
2
戦前の軍国主義のエピソードがいちいち挟まれるのが、ノイズになって、理解を邪魔している気がする。2016/07/12
tkm66
1
確か<健康帝国ナチス>って本もありますわな笑。枢軸側で言わなかったのはヘタリア笑。2009/09/11
だじゃれおやじ
1
戦前の日本と比較することで現在の厚生行政の進め方がわかりやすいが、結論までの理論に飛躍が多く、好感はもてない。2014/02/27
うらら
0
この本のテーマは「昨今の健康ブームをはじめとして、医療や福祉の問題について考えてみる」ということで、「医療や福祉の問題は、国防や安全保障の問題にたとえると、非常にわかりやすい」ということらしい。本当に、よくぞ言ってくれたと思う。ちなみに、健康的に長生きをするのは「非メタ」の人より「ちょいメタ」の人ですよ。2009/09/23
わかめ
0
今起こっていることには原因があって、全てつながっているのだなあっと。“昔兵隊、今高齢者” “昔徴兵、今検診” “昔非国民、今喫煙者”など、戦時の軍国主義体制との相似性は、目からウロコというか、いろいろ気づきがあり面白かったです。2010/04/03