内容説明
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江戸期の書物事情をつくる売る読むの視点から探索する。『和本入門千年生きる書物の世界』に続く和本専門古書店主による書物考。
目次
第1章 和本はめぐる-復元、江戸の古本屋
第2章 本を「つくる」心情-私家版の世界から
第3章 本ができるまで-原価の秘密にせまる
第4章 本屋は仲間で売る-本を広めた原動力
第5章 写本も売り物だった-手書きでも大きな影響力
第6章 書物は読者が育てる-本を読むことの意味
第7章 統計でみる江戸時代の和本-書物はどう広がったのか
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
bapaksejahtera
11
主に唐本に対する我が国出版書籍である和本に関する本。今日尚書籍出版慣習に残る江戸期の出版流通事情を、その企画出版販売から貸本屋の活動等を通じ、読書大衆の成立等を述べる。やや専門的だが、出版経費とそれに基づく販売価格(かなり高額)の実情等は興味深い。木版に依る出版は、多くは町版と呼ばれる書籍業者の手によるが、それにもまして私家版もかなりに及ぶ。加えて今日の古本市では写本(手書本)が約半数出るという。幕府は出版には厳しかったがこの種の本は取締まらなかった。禁書或いは忌避された書籍が今日に伝わるのはその為である2025/08/07
可不可
1
「和本は読者が育てる」というのは納得。例えば『論語欄外書』などという書物があるが、著名な儒者が版本の欄外に書き入れしたものが、新たな本になるのは、前の本を育てているということだ。2020/12/01
takao
0
江戸時代になると、古本も流通。2017/06/21
Enju35
0
必要箇所のみですが、今度時間をかけて全部読みたい内容です。2019/04/18
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