平凡社新書<br> 戦国15大合戦の真相

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平凡社新書
戦国15大合戦の真相

  • 著者名:鈴木眞哉
  • 価格 ¥836(本体¥760)
  • 平凡社(2017/12発売)
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  • ISBN:9784582851939

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内容説明

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群雄割拠、武将たちが戦いに明け暮れた戦国時代、さまざまな合戦のドラマがそこに生まれ、今日に伝えられてきた。しかし、「思い込み」と「思い入れ」による「俗説」が一人歩きをし、それぞれの合戦の真相は意外と伝わっていない。信長が今川義元を討ち取った桶狭間から、鉄砲で有名な長篠合戦、謙信・信玄両雄激突の川中島、天下分け目の関ヶ原や大坂の陣等々、戦国15大合戦の真実の姿を明らかにし、「天下人」中心の歴史観を打ち破る痛快な真説。

目次

奇襲にはばまれた天下取りという神話-今川義元と桶狭間の戦い
つくられた戦国合戦像とその裏側-上杉謙信と川中島の戦い
有名合戦の陰に埋もれた人たち-高天神衆と姉川の戦い
「騎馬軍団」という虚構-武田信玄と三方原の戦い
誤解だらけの新戦法-織田信長と長篠の戦い
日の当たらない集団の戦い-雑賀衆と石山・雑賀の戦い
戦術ではなく政略・戦略の勝利-織田水軍と木津河口の戦い
無いものねだりと揚げ足取り-明智光秀と山崎の戦い
もう一つの「天下分け目」-前田利家と賎ヶ岳の戦い
御用史観の舞台裏-徳川家康と小牧・長久手の戦い
武器が戦争のすべてではない-豊臣秀吉と備中高松城水攻め
三匹目のドジョウはいなかった-北条氏康・氏政と小田原籠城
「後ろ向きの予言者」たちの語る歴史-石田三成と関ヶ原の戦い
戦国最後の合戦の裏表-真田幸村と大坂の陣
褒められていない勝ち戦-松平信綱と島原の乱

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

マッピー

7
桶狭間の戦いから島原の乱までの80年足らずの間に起きた有名な戦いを、「思い込み」や「思い入れ」を排除して真相に迫ろうというもの。といっても新書です。ひとつの戦いにかけるページが少なすぎますので、かなり駆け足ではあります。とはいえ、信長、秀吉、家康という、天下をとろうとした(家康は取った)人たちが、戦術家としてはたいした戦果を挙げていなくて、戦略や政治で版図を広げていったこととか、明智光秀や石田三成にも勝機はあったが運がなかっただけという歴史解釈は面白かった。いろんな解釈ができるから、歴史って面白い。2016/05/26

FKtaro

2
有名どころの合戦検証本。戦国のロマンを徹底的に排して客観的見地から解説してます。勝者が編んだ歴史はまったくあてにならないので、実際はそういうもんやったんやろなー、という説得力がある。2015/12/03

maito/まいと

2
戦国時代~江戸時代の中で、代表的とされる合戦を取り上げ、信頼できる史料を基に実際の様子を探っていく一冊。明らかな箇所を前提にするため、どうしても、幸運、偶然の結果という結論ばかりになってしまい、ややパターン化な内容になってしまっている(笑)まあ、裏を返せば、どれだけ私たちは想像と願望で、通説を作り続けてきてしまったのか、と暗澹としてしまうのだけれど・・・‘正しい理解’をすることは難しいし味気ないが、そろそろそんな目で歴史を見つめてもいいのかもしれないなあ。2013/02/14

Masa03

0
まぁ読みやすいよね。 長篠での鉄砲三段撃ち、とか未だに“通説”に固執してる小説があるが、それらの説が如何に不合理であるかを論じている書。 新書でよく纏まっているので読みやすい。 反面、限られた紙面の関係で、結論を提示していないものもあるので、気になったら参考文献を読もう、という話だろう。 まぁなかなかでした。2015/03/23

はるゆう

0
実際の戦は、それほど劇的なものではなかった、ということがわかった。後から誇張されたりしたことが多いようだ。桶狭間にしても、たまたまだった、ということらしいが・・・。北条の小田原城は、外部からの応援のあてのないままの籠城だったので、北条側が破れてしまった、というのは、かなり説得力がある。2012/12/20

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