平凡社新書<br> こんな日弁連に誰がした?

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平凡社新書
こんな日弁連に誰がした?

  • 著者名:小林正啓
  • 価格 ¥836(本体¥760)
  • 平凡社(2017/12発売)
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  • ISBN:9784582855098

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内容説明

弁護士の大増員を決めたのに、仕事はまったく増えず、法科大学院を出ても、司法試験に受かるのは一部のみ。なぜ、こんなちぐはぐなことになってしまったのか?東西冷戦、バブル崩壊、司法改革-骨肉の闘いだった法曹の戦後史をひもとくことで、「日弁連の姿」をはじめて明らかにする。弁護士たちの追い求めた夢と挫折、そして、これからの弁護士の姿とは。

目次

第1章 なぜ日弁連と裁判所は仲が悪いのか?
第2章 日弁連が分裂する中、司法改革が始まる
第3章 日弁連、最大の失敗
第4章 迷走と抵抗
第5章 法科大学院構想
第6章 法曹一元と日弁連の熱狂
第7章 決戦、そして敗北
第8章 熱狂の顛末
エピローグ これからの日弁連と弁護士

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

25
日弁連とはこんな組織だというのがわかった。2012/06/09

ON

2
司法試験の合格者増に関する議論の中では、法曹一元が一つのキーワード。戦前における弁護士の地位の低さ、最高裁と日弁連の関係など、学ぶところが多かった。個人的には、弁護士にとって、司法修習が、検事・裁判官と同等の教育を受けられるという意味で、戦後勝ち得た貴重なものであったという視点が斬新だった。ただ、今の時代において、司法修習をやるがために、検事や裁判官に優秀な人材がとられているとしか思えないが。また、司法修習というのが「受験生活で失った青春を、必死で取り返そう」とする時代であるというのが妙に納得させられた。2011/06/20

tk

2
思ってた以上に酷いと思った。2011/03/02

mk

2
日弁連が過去の怨念というものに縛られている(いた)こと、政治的な動きができないことがよくわかった。個々の弁護士はそう無能でもないはずなのに、団体となるとこれほど動けなくなること。日弁連に関わっている弁護士とそうでもない弁護士のギャップ。狭き門に守られ人権を叫んだ古参の弁護士と、ワリを食う大増員後の若手弁護士とのギャップ。確かに、日弁連という組織体は、変化を迫られているようです。◆過去の怨念を知らなければ見えないものもあるだろう、という意味で、法曹を目指す人は読む価値はあります。読ませる面白さだし。2010/08/07

Kentaro

1
それまで毎年500人という狭き司法試験合格者数では、若手の合格が困難で、欧米流の訴訟社会が訪れたとき、追いつかなくなる。その解決に向け検討してきた対策が300人増で手を打ったところから、2000年に3000人を目指す方向に持っていったことで大きな歪みが起きた。この戦犯に中坊公平さんが挙げられ、弁護士資格を返上させられ、復帰も出来なかったことで説明されています。2017/11/24

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