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内容説明
民話を現代に蘇らせた恐怖譚シリーズ第一弾! 1963年に「やまびこ姉妹」シリーズの長編第一弾として、貸本短編誌『虹』に6回にわたって連載された作品を復刻します。山村で暮らす姉妹・さつきとかんなをめぐる民話調の恐怖譚です。物語は、夏休みの自由研究で「キツネと迷信」について調べる姉のさつきが、東京育ちの同級生の少女が狐つきの憑依に襲われる場面に遭遇するが、その正体は…。後にホラー性を強調したものへ描きかえられ雑誌に発表されますが、そのオリジナル版です。カラーページも再現された完全バージョンで初めて復刻集成されます。著者インタビューのほか、四方田犬彦氏、 想田四両氏の解説が付きます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
吉田あや
67
扉を含む全カラーページ完全復刻版の始まりは「紹介編」今回は村を紹介することにします。ほのぼのと牧歌的に始まるも…。井戸がないので山の谷川から「かけい」という流しそうめん長大版みたいなもので家に水を引いている山びこ姉妹の村。その水を通すところに石を詰めてライフラインを寸断するという恐ろしいイタズラをする隣の娘・よし子。そのお返しによし子家の水の通りに馬糞を流し込むかんな。かんな恐ろしい子!でも、それに気づかず美味しく飲んだわ!と笑うよし子家の味覚!(続↓)2019/04/11
s_n
0
初期連作長編。少女マンガのテイストながらゆるくホラー。2024/10/16