内容説明
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二十一世紀への転換のもと、世界各地で、新しい読解を通して語られているグラムシ。青年期から『獄中ノート』までの論稿と手紙を、一度ばらばらに解体し、その歴史観、未来観、政治観、文化観、主体観にもとづいて再構成したオリジナル・アンソロジー。
目次
序 グラムシ思想の方法
1 歴史への視座
2 未来社会への構想
3 政治領域の拡大
4 民衆文化からの展開
5 主体の奪還
感想・レビュー
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はる
5
父をアルバニアに母をスペインに持つサルデーニャの貧困家庭に育ち、のちトリノ大学で学びイタリア屈指の工業都市トリノの労働者の中に身を置く。イタリア南部サルデーニャは沖縄島のように内国植民地化されていく歴史があったらしい。彼のノートには人種差別と労働運動問題、とりわけ言語と意識に関心深く記されている。1922年コミンテルン第三回大会でトロツキーはヨーロッパをして「東方ではプロレタリアの権力獲得は容易だったが長い内乱に苦しんでいる。西方では極めて困難だが、その後の創造活動はロシアよりはるかに容易であろう」2021/01/03
それん君
3
書籍見つからず。 とりあえずここに記録。 『君はグラムシを知ってるか?』『ウニタ紙』編集部編、新興出版社、坂井信義•大久保昭男訳 入門書って書いてあるけど難しすぎた。 他のグラムシ入門書と合わせて次回読むことにする。 2020/07/10