内容説明
橋岡は「名簿屋」の高城に雇われていた。名簿屋とはオレ詐欺の標的リストを作る裏稼業だ。橋岡は被害者から金を受け取る「受け子」の手配も任されていた。騙し取った金の大半は高城に入る仕組みで、銀行口座には金がうなっているのだ。賭場で借金をつくった橋岡と矢代は高城に金の融通を迫るが…。一方で府警特殊詐欺班の刑事たちも捜査に動き出していた。最新犯罪の手口を描き尽くす問題作!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
W-G
338
長らく積んであった本。読みやすく、適度に刺激的な内容で、あまり時間のない休日に最適だった。今、大阪に住んでいるので、地名や街の情景がリアルに連想出来、通常よりも面白さは増したかもしれない。この著者の描く人物たちは、切羽詰まった状況にあっても、どこか飄々として、ユーモアがあり、そういう人間性だからこそ、犯罪等の一線を超える時にも、ナチュラルなスタンスでいたりする。そこに生々しさを感じる。ただ、今作に関しては、橋岡/矢代コンビの行動が、あまりに物語の都合にあわせて軽率過ぎる気がした。2020/08/27
🅼🆈½ ユニス™
102
スピード感溢れる黒川ワールド❕人間以下の詐欺行為でお年寄りからなけなしの金を奪うクズ達の話。無計画に犯罪に手を染める連中、信じられないくらいクレイジー自分勝手な都合による犯行。フィクションだとわかっているのにフィクションとは思えないくらいスリリング且つスピーディーな展開にテンポ良い大阪弁の会話とそこから生み出される人間の性。夢中になって読んだ。やはり黒川ワールドは面白い❗️2018/11/01
タイ子
91
「勁草」風雪に耐える強い草。また、思想・節操の堅固な例え。この言葉を犯人に向けてるところが黒川さんらしい。高齢者をダマす特殊詐欺犯VS.大阪府警特殊詐欺班の追いつ追われつの話。オレオレ詐欺が高じて殺人まで犯してしまう2人の詐欺犯。この2人を主役にして展開するものだから詐欺犯の内情がエゲツないほどに分かる。金主を殺して儲けた金を他人が銀行から下ろす手口も感心する。今回は真面目な府警の刑事なのでいつもの笑いが少なかったのはちと寂しいかな。そういえば「お母さん助けて詐欺」の笑えないネーミングはどこに行った?2020/03/20
ぶち
76
あの『疫病神』シリーズでお馴染みのテンポ早い展開と小気味よい関西弁で、オレオレ詐欺犯と大阪府警との攻防を描いてくれます。著者が黒川さんですので、詐欺犯側からの視点で書かれている部分が多いのが面白いところです。黒川さん、さすがによく調査されているのでしょう、オレオレ詐欺の裏側、貧困ビジネスの実態や詳細が明らかにされていきます。若者が掛け子や受け子などの末端役になって深みに嵌っていく様が目の前で見ているようによく判って恐ろしいです。ただ、幕切れがあっけなく、そこがちょっと残念でした。2023/06/01
H!deking
72
祝映画化!という訳で読んでみました。オレオレ詐欺のグループと警察との攻防にバックのヤクザも絡んできて、、、といった感じでしょうか。テンポ良くて面白かったですね。安藤サクラが橋岡か。楽しみ!2023/09/17
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