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内容説明
「怒っている人」はなぜ手強いのか?
赤ちゃんは泣くことで不快を訴え、お母さんは「ごめんね」とおむつを替えたりします。この繰り返しで刷り込まれていくのは、怒れば他人をコントロールできるということと、怒っている人には丁重に対応してしまうという不幸なコミュニケーションのあり方。そのせいか日本人は、わけもなく怒っている怪獣や怒り混じりに大声で主張する政治家、街頭インタビューで怒りをぶちまける一般市民などになぜかシンパシーを抱いてしまう、「怒りに甘い文化」を持っているのです。
しかし、怒りにまかせたコミュニケーションは、結局ストレスの元になるだけ。家族関係、友人関係、仕事上の人間関係などで生じるストレスの多くは、不幸なコミュニケーション=対人関係に行き着きます。
自分の心を見つめ、怒りの正体に気付き、怒りをいなしてストレスをためない方法などを、テレビでもおなじみの精神科医・名越康文氏が詳説。大ヒット単行本『自分を支える心の技法』に大幅加筆をした完全版です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
k5
57
最近、とても腹の立つことがあったので、kindle unlimited で読んでみました。前半は実体験というよりかは自分の読書体験(ドストエフスキーとかね)に引きつけて納得性高かったんですが、後半の性格分析はひたすらに退屈だったな。結論としては怒っていいのか悪いのかわからないまま。。。2022/06/11
bonbon99
10
怒りに対する対処法や性質について、著者なりの見解で探究している。怒る人は困っている人で、論理的に理解すれば、良いと言っていたが、簡単なことではない。自分に対して、不機嫌な態度を絶えずとってくる人間に対して、どう立ち向かうかは書かれていなかった。ただ、瞑想や性格分類については、かなり詳しく書かれており、役だちそう。怒りを抑える具体的手法は、瞑想以外にはないので、アンガーマネジメントの本でも読むかという気になった。2020/10/26
なまえ
5
怒りのストレスに支配されていたとき、その怒りがどこから来ているのかとか、どのような怒りなのかとか、よく考えたことがなかったと思いました。 怒りにも種類があって、対処の仕方があることや最終章の性格分類はとても面白かったです。2022/05/10
Nobuko
5
旧版から何度も何度も読んでいるのですが…。やはり「怒り」を消すにはかなりの修行が必要です。ただ、性格分類については、深く理解はできていないものの、日常生活で「えっ?!」と思うことに出くわしても、この人はたぶんこのタイプの人だから、今は気にしなくてもいいや。とか、あの人はこのタイプなんかな?とか思ったり。また、自分が依存しすぎているから傷つく(傷つきそうになる)んや。など、相手とがっつり対面してというより、ちょっと俯瞰的に感じられるようになったとは思います。何事も自分から変わらねば!何度読んでも沁みます。2018/07/11
いの
4
怒りとはなにか。なぜ人は怒るのか。論理的で分かりやすい語り口で読みやすく、腑に落ちる点が多かった。 赤ちゃんのお母さんへ対するコミュニケーションが「泣くこと(≒怒り)で自分の思い通りにさせようとしている」という視点に目から鱗が落ちた。人間は産まれたときから「怒る」ように出来てしまってるのだ知った上で、どのようにコントロールするのかを名越氏は教えてくれる。 仏教の煩悩、三毒「貧瞋痴」と怒りについても興味深かった。 ムカッとした時には、この書籍で学んだことを思い出し、活かして自分をコントールしたい。2024/05/19
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