内容説明
「川柳はウガチである」という主張のもと、数々の川柳句会・大会で優勝、上位の常連として名を連ねる達吟家の待望の川柳句集。
「題をどのように消化するか、題との距離をどう測るか。句会の句は題と格闘したり遊んだりして作る句であり、その面白さは題を省いてはわからない」と語る著者は、雑詠(自由吟)よりも軽く扱われがちな句会吟の復権を本句集で果たしたいと宣言。
川柳研究社幹事、東都川柳長屋連店子、NHK学園川柳講座講師などで活躍中。
第1章は雑詠、第2章は「句会吟・いろはかるた」と称して課題別に句会吟を掲載。さらに巻末に課題索引を掲載する著者らしい構成に注目が集まる。
「言葉のセンス」と「ダンディズム」が堪能でき、課題吟の作り方のお手本句集として必携の書。
スーパーの籠に男が磨かれる
ナマズからアポが取れない地震学
青い鳥みたいな顔で妻が居る
アメリカの庭に咲いてる日章旗
次世代に白紙委任をして寝よう
ハコモノが役所の前科まで喋り
妻の皿僕がほどよく煮えている
出会い系怖いマッチがおいてある
人事部のパソコン僕を出庫する
山頭火後ろ姿がステキです
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