集英社文庫<br> 信長 暁の魔王

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集英社文庫
信長 暁の魔王

  • 著者名:天野純希【著】
  • 価格 ¥693(本体¥630)
  • 集英社(2017/12発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784087456462

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内容説明

「その赤子を殺せ」生まれ落ちたその瞬間から実母・久子に呪詛されて育った信長。癇癪もちで傾いた姿で闊歩する“大うつけ者”は、元服直後の初陣で勝利する。十九のとき父・信秀が病に倒れ、死去。織田の家督を譲られた信長だったが、久子と弟・信行から壮絶な跡目争いを仕掛けられる――。親子の情を知らずに育ち、強くなりたいと切望し続けた、傑出の戦国武将の生き様を描いた歴史長編!

目次

序章 黎明
第一章 大うつけ
第二章 弾正忠家崩壊
第三章 血族相剋
第四章 兄と弟
終章 覚醒

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

如水

31
やっぱり天野純希さんはハマる・・・面白い。合戦模様が分かりやすいし登場人物の心情が回りくどく無く、かつリアル、だからかなぁ〜。僕には合ってます。今回の話は『信長』。生い立ちから桶狭間の合戦迄、つまりは尾張を統一仕切れてない時の話です。母親との確執や『他人が自分の事をどう見てるか?』がポイントで超合理主義な一面がうかがえます。今のせちが無い世の中よりも『死』がスグ傍にある戦国時代。こんな信長がベースに有ると考えると後々の覇王っぷりは納得出来る。『暁』な信長が堪能出来る作品です。早く次の文庫でないかなぁ〜。2017/10/25

金吾

30
○土田御前久子の狂気と懲りない性格はなかなかのものです。帰蝶や吉乃も重要な要素であり、女性をからめた若き日の信長の葛藤と成長は面白いです。2024/07/29

白きゅⅡ

24
初の天野 純希作品。「天下布武」を掲げて、天下統一に向けて進む三十代ではなく、誕生から桶狭間までの織田信長の幼少期、青年期を描いた歴史小説!テンポの良い文体で、時代小説の堅苦しさもなく、自分がとても好きな戦国時代ということもあって、楽しく読むことが出来ました!可能ならば、続編を描いてもらいたいと思います!★★★★☆2017/11/13

誰かのプリン

17
信長の弟信行を討つ小説は初めてです。★★★★★2018/10/13

Moeko Matsuda

17
こんな信長は初めてだ…!手に汗握る戦闘シーン、ジリジリするような調略の描写、どこを取っても最高にエキサイティングな作品だった。今までの天野作品を考えると、日本史上ほぼ一番くらいにメジャーな人物の話を書くなんて少し意外だったのだけれど、どうしてどうしてすごくリアルで人間らしい、この作品でしか読めないような信長の姿を見せてもらえた。彼の仲間はみんな格好良かったけど、特に滝川一益と帰蝶が魅力的だったなぁ。信行だって、ちゃんと強かった。乱世の時代、誰もが自分なりの正義でもって戦ってたんだよね…。2018/03/12

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