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内容説明
東日本大震災時に統合幕僚長を務め、『シン・ゴジラ』自衛隊トップのモデルとされる自衛官が、人を動かす極意、「地経学」の重要性、「戦力回復」の真髄まで、ビジネススクールが教えない戦略の本質を明らかにする!
なぜ私は東日本大震災のとき、福島第一原発に対してヘリ放水を「決心」したのか――。当時、自衛隊トップの役職である統合幕僚長を務め、映画『シン・ゴジラ』の統幕長のモデルともされる伝説の自衛官が、自らの経験を振り返りながらいま、戦略を語る理由は何か。
世界がますます不安定化するなかで、変化に機敏に対応するためには、これまでのPDCAに基づく戦略だけではなく、自衛隊が最も大切にする「IDA」サイクルを理解し、さらには経営戦略の源流である軍事戦略を知る必要がある、と折木氏はいう。
その他にも本書では、日本のアカデミズムが取り上げない「戦史研究」の意義、危機の現場で人と組織を動かすための極意、地政学を超える「地経学」の重要性から、戦略の成功確率を上げるための「戦力回復」の真髄までが、一気に語られる。
ビジネススクールでは絶対に教えられない、しかしビジネスパーソンがいまどうしても知らなければならない、明日を生き抜くための「戦略の本質」。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hk
24
元統合幕僚長による軍事ノウハウを経営に生かすための戦略指南書。だがどうにも新鮮味がなく言葉の定義も曖昧模糊としていてわかりにくい。著者による「戦略」の定義が中盤を過ぎてようやく「図解」のなかで示唆されるに至っては開いた口が塞がらない。確かに一般的な経営戦略の定義は冒頭で提示されている。だが本書は軍事と経営の比較検討を通じた新たな戦略的思考の模索が眼目だ。なれば軍事における戦略を定義しなければ話しは始まらない。日本人の集合的無意識である「甘え」「他者依存」「行間を読ませる文化」が裏目に出た残念な書籍である。2018/05/25
zoe
15
変化に富む状況においては情勢を読むことが重要。PDCAサイクルではなく、IDAサイクル。Information, Decision, Actioinのこと。米軍ではOODA。Observe, Orient, Decide, Action。状況を判断して方向づけを行うことを重要視していることが分かる。様々なビジネスモデルは現場から個性を失わわせる。その意味。建前の世界の崩壊。建前は余裕の産物。地経学とチョークポイント。2021/10/13
しんこい
13
経営学では学べないといいつつ、戦史の流れとか教訓を経営学の本から引いてくるのは謎。自衛隊が実際の戦争をどう解釈しているのか知りたいが、それは秘密なのか?自衛隊は企業と違って負けるわけにはいかないとか、休養と回復が重要というのがみそか。帝国陸軍には休暇あったと聞いたことがないし。2018/04/05
Tenouji
13
IDAサイクルが目にとまり読んでみた。情報の重要性がよくわかる。実際の軍事戦略も多層的になってきてるんだ。OODAサイクルとういうのもあるんだね。日本の「集合的無意識」に自覚的になるというのは、戦略立案上「情勢見積もり」を行うためのバイアス回避目的。その他「地経学」など、今の私にとって、非常に参考になる話でよかった。2018/02/12
miyatatsu
11
あまり見られない観点からの経営学であったのでとても新鮮な気持ちで読むことができました。2018/08/14
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