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内容説明
「くもの糸」 大どろぼうの迥国ノ多(かんだた)は、死後地獄で苦しんでいた。お釈迦様は、昔迥国ノ多がくもを助けたのを思い出し、極楽からくもの糸をたらした。それにすがって、迥国ノ多は極楽をめざしてのぼっていくが……!? 「杜子春」 仙人のおしえで、2度まで一夜にして都でいちばんの大金持ちになった杜子春(とししゅん)は、世の中のむなしさから、仙人になろうとする!? 芥川龍之介の名作11編を収録!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ケイ
102
河童忌に。友人が最も心に残っていると言う「白」のみ再読。とてもわかりやすい子供の心に訴えるようなお話。なんとなく最後がわかるのに、それでも犬の白のとる行動に鼻の奥がつんとする。女の子の瞳に映るものをこうも美しく描けるのは芥川の筆力で、それが童話や絵本の文章と確実に一線をかしている。帰るところがあるというのは、暖かく迎えてくれる人がいるというのは、かくも素晴らしきことかな。2015/07/24
Tai
21
子供が塾の先生に杜子春を薦められ関心を示したので早速買って一緒に読んだ。鼻の長い禅智内供が穏やかな心を得て良かった。白もほんとに良かった。トロッコの土工2人、酷いじゃないか。2022/07/22
Aaa
5
芥川龍之介の作品が詰まった童話集。 この本全体的に、「人間の欲」関連の話であり、人間は欲張りだが、欲張りの度を過ぎてしまうと、「悪」となる。そんな話が書いてあった。 この本を通じて芥川龍之介さんは、読者の私たちに「欲」という人間の正義でもあり、弱点でもあるものをどのように利用するのかを考えてほしかったのだ思う。2020/06/17
藍
4
芥川作品を久し振りに読んだ。児童書なので、すらすら読めてストレスも少ない。芥川作品の初めは「羅生門」だった。この本に載っている作品を読んでも芥川らしさは欠けてなどいない。この本を読んで一層、芥川が好きになった。2016/12/13
キュウ
2
1くもの糸、2杜子春、3魔術、4仙人、5たばこと悪魔、6白、7雛、8トロッコ、9龍、10鼻、11三つの宝収録。最初4つは利己主義は最終的に身を滅ぼし、5〜8は素直さ優しさ、9はひょんなことが大事件に、10は無くして気付くもの、11は偏見を捨て理解し合うこと。こんな感じで私は教訓を得た気がします、我流解釈ですが。児童書と言っても仮名遣いや平仮名多め意外原文ままなので雰囲気そのまま挿絵付きで楽しく読めました。2014/03/31
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