内容説明
「意識の戻らない恋人を何年待てますか?」。
2017年12月公開の話題作、
佐藤健・土屋太鳳主演の映画
「8年越しの花嫁 奇跡の実話」からのノベライズ文庫版。
公開前から主題歌のback number「瞬き」も大好評。
今、話題のNHK朝ドラ『ひよっこ』でも涙を誘い、
今作でも泣かずにはいられないTRUE STORYを描いた
岡田恵和の脚本を基にしたノベライズを、
『夕凪の街 桜の国』などセンシティブな作品を執筆してきた
国井桂が書き下ろした。
どこにでもいる、普通のカップルの間に起きた、真実の愛の物語。
意識の戻らない花嫁を、8年間待ち続けた新郎。
その想像を超える<究極の愛>が起こした<最高の奇跡>を描く。
この冬ただひとつの感動ラブストーリー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nana
76
映画はみていないけど、よかった。8年、私だったら待てないなぁ、と思う。いつか読んだ本に神様はその人が耐えられる試練しか与えないというのがあったけど、私なんかが、一言で言えないくらいの苦労や苦しみがあったのだと思う。家族の絆が羨ましい。2018/12/04
あっか
58
実話を元にした映画の小説版。映画でもクライマックスであろう、尚志さんが送り続けたあれを麻衣さんが見たシーンは、彼のとにかく一途な愛にホロッと来ました。先の見えない未来を待つのはきっと1年でもつらいだろうに…あとがきにも書いてあったように、変な装飾や虚飾を付け足さなくても、充分にパワーあるお話でした。原作の方も読んでみます。2018/06/10
カブ
48
見た映画の感動をもう一度噛み締めたくて読んだ。これは、実話だ。こんなに真っ直ぐな無垢の愛があるのか。ほんとうにすごい人、尚志。何でもない日常に幸せがある。2017/12/28
きよた
41
「嫁」に「花」を付けると「花嫁」。それは女性が人生の中で、おそらく最も華やかに輝く瞬間。結婚を約束し、その手前で意識が戻らなくなってしまった彼女を、あなたは何年待てますか──。映画の評判がとても良いので、手にとってみた。描かれていたのは「ただ君だけのために─」。このシンプルで熱い想いが奇跡を起こす実話に、終盤は感動して涙がとまらなかった…。この映画の主題歌であるback numberの歌詞も素敵で「幸せとは─。星が降る夜と眩しい朝が、繰り返すようなものじゃなく。大切な人に降りかかった雨に傘をさせる事だ─」2018/01/19
Walhalla
36
同名映画のノベライズ版ですが、物語は実話だそうですね。 初めから「8年間」という時間が分かっている訳ではなく、ただひたすら、ずっと信じて待ち続ける姿が感動的でした。2021/06/02