内容説明
私たちが暮らす日本では混迷が続き、現実の動きが余りにも速く、しかも流動的で、なかなか見通しが困難な状況だ。とはいえ、日本社会の閉塞感の中にあっても、私たちは個々の暮らしに向き合い、自分らしく掘り下げ、それぞれの人生を全うすることは必ずできる。一人ひとりが確信をもって主体的に生きるための「姜流哲学」が満載のオピニオン&エッセイ集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
aloha0307
20
数年前アルブレヒト・デューラーの「自画像」を解説する姜尚中さんをTVで視て以来、その柔らかな物腰と、優しい語り口に 魅力を感じている。本書は、洪水さながら氾濫する情報や煽りたてるメディア報道に惑わされずに、時代の変化をしっかりと「見抜く」ヒントがたくさんありました。他愛のない日常と世界の出来事は意外にもこんなにつながっているのですね。2017/10/07
けんとまん1007
19
物事との距離感をどうするか?ここが大切なんだと思う。そして、一呼吸、おいて考えるということ。それが、話を聴く間合い、話す間合いにもつながる。と、考える間合いにもつながる。日常の積み重ねが、遠いような事実にもつながる。2017/10/09
kiho
10
世間の事象や物事をどう見るか…他人事と見過ごしてることも多いし、周囲の反応に流されてることも多々…。なるほどと思う姜さんの視点がある一方、対局な面も見られた⭐2018/04/30
犬養三千代
8
初めてこの著者の本を読んだ。テレビでのコメントとは違って 凄く飾り気の多い人だなという印象。そして、多分ナルシスト。声は城達也ばりは確かに。顔もスタイルもスレンダー。頭も良い❗第1章は美文。第2章は政治、外交など。「二つのコリア 国際政治の中の朝鮮半島」ドン・オーバードファーは読んでおこうかなと思う。2017/09/26
ıɯɐɯɐ‾oʇɐs
4
まえがきとあとがきとタイトルが関連していて、中身は私事エッセイと時事エッセイでした。思ってたんと違かった(笑)まあ、そんなこともありんす。2022/04/10