集英社学芸単行本<br> 黙殺 報じられない“無頼系独立候補”たちの戦い

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集英社学芸単行本
黙殺 報じられない“無頼系独立候補”たちの戦い

  • 著者名:畠山理仁【著】
  • 価格 ¥1,584(本体¥1,440)
  • 集英社(2018/01発売)
  • ポイント 14pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784087816518

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内容説明

落選また落選! 供託金没収! それでもくじけずに再挑戦! 選挙の魔力に取り憑かれた泡沫候補(=無頼系独立候補)たちの「独自の戦い」を追い続けた20年間の記録。2017年 第15回 開高健ノンフィクション賞受賞作。【目次】第一章 今、日本で最も有名な「無頼系独立候補」、スマイル党総裁・マック赤坂への10年に及ぶ密着取材報告。/第二章 公職選挙法の問題、大手メディアの姿勢など、“平等”な選挙が行なわれない理由と、それに対して著者が実践したアイデアとは。/第三章 2016年東京都知事選挙における「主要3候補以外の18候補」の戦いをレポート。

目次

プロローグ
第1章 嵐の船出
第2章 「プロレス体験者」
第3章 1988 リオ・デ・ジャネイロ
第4章 グレイシー VS UWFインター
第5章 山籠り
第6章 「冷たい雨」
第7章 再戦
第8章 フェイク
第9章 息子の死を乗り越えて
エピローグ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しょむ研(水野松太朗)†選挙マニア!?

73
 開高健ノンフィクション賞受賞作品。無頼系独立候補(いわゆる泡沫候補)を丹念に追った渾身の力作。全く同じ資格・条件で出馬しているにもかかわらず、泡沫候補の報道は僅か3%なことや、世界にもまれにみる超高額な供託金など、制度やメディアの取り上げ方についての理不尽な扱いがこれでもかと浮き彫りにされる。  選挙ウォッチャーは勿論のこと、政治学、法律学、社会学、政策科学などを学ぶ人にとっては必読文献。 2018/06/15

fwhd8325

72
子どもの頃、密かに政見放送を楽しみしていました。当時は、赤尾敏さん東郷健さん、秋山祐徳太子さん。私の印象に今でも残っています。この著書に登場する候補者のみなさんにも共通するのが、言い悪いは別として、自分の主張を自分の言葉で訴えていることでしょう。そもそも、政治家とはそう言うものだと思います。組織がなければ注目されないという今の在り方は、やはりおかしい。人や主張を選択できないのなら、政治家なんて、いっそAIに委ねてしまった方が健全な社会になるのかもしれない。2018/02/19

Emperor

72
単純にかっこいいと思うんですよ、泡沫候補。「泡沫」って言葉をマイナスのイメージでとらえたことはないですね。水の泡って、はじけたときに水面に波紋を残すじゃないですか。消えても世の中に何らかのメッセージを残していく。そのメッセージをしっかり受け取ることがぼくたちにとって重要なこと。有権者としての選球眼を鍛えてくれる一冊です。2018/02/11

おかむら

50
泡沫候補はやっぱり面白い! なんて独特な人間味。第1章でマック赤坂、第2章は2014都知事選、第3章は2016都知事選のルポ。主要な報道番組ではほぼ取り上げられない候補者たちに密着。その奇矯なふるまいがネットで話題にはなるけども。そして意外といい主張(政策)だったりするので、もちろんあらら電波系?な人もいるけど、そしてそれ楽しいけど。ちゃんと全員呼んで地上波テレビで公開討論会やったら結構視聴率取れると思うんだけどなー。司会池上で。2018/01/14

Tui

49
選挙のたびに独特の存在感をみせるマイナーな候補者、いますね。手作り感漂うポスター。有り余る、やや偏った熱量。そんな泡沫候補(著者は敬意を込めて無頼系独立候補と呼んでいます)である彼らの姿を、決しておふざけでなく、茶化しもせず、本音と敬意をもって書いた本です。強烈な個性を遠巻きに愉しむ悪趣味な内容をひそかに予想していたが、浅はかでした。投票は必ず行くことにしているが、加えてこれからは全ての候補者の主張をじっくり読むと決めました。自身の価値感や使命を確信し、リスクを負ってでも行動する姿に勇気づけられます。2018/01/25

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