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内容説明
サッカーJ2 V・ファーレン長崎も再建!
冴え渡る「経営力」の神髄に迫る!!
独特な甲高い声とぬくもりのある九州弁で
お茶の間の人気者だったジャパネットたかた創業者の高田明氏。
成功にしがみつかず、あっさりと会社を長男の高田旭人氏に譲り渡した引退劇は、
世間にすがすがしい印象すら与えた。
なぜ、彼はわずか「90秒」にかけたのか。
「1万円以上の商品は売れない」と言われていた通販で、なぜ高額商品が売れるのか
ネット通販が全盛の時代に、なぜあえて通販番組を拡大してきたのか
長年の生放送で鍛えられた「伝える」テクニックと
知られざる経営論を語る。
-通販会社が、なぜ自前のスタジオをつくったのか
-家電量販店よりも売れる「仕組み」
-アマゾンとジャパネットの最大の違いとは
-シニアをターゲットに拡大できた理由とは
-「危機管理のお手本」ともなった顧客流出事件への対応
-古館伊知郎氏をもしのぐ「伝える力」とは
-サッカーJ2リーグのV・ファーレン長崎社長就任の真相
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ばんだねいっぺい
24
あのテレビでのMCは「風姿花伝」にインスパイアされてたのか。観光写真を売っていた頃から今に至るまで目の前の事を真剣にやる様は、男らしくてかっこいいなと思った。2018/04/29
はるわか
14
「旬」をかぎ分ける力。瞬間瞬間で考え続ける。伝える本気度が何より必要。世阿弥の風姿花伝:自己を更新し続ける努力を惜しむべきではない。三つの目「我見」「離見」「離見の見」。価格でない魅力を伝える。「本物」は「つもり」を許さない。無言の「間」こそ雄弁にメッセージを伝える。「繰り返し」の効用。一生懸命やらない失敗は100回やってもうまくいかない。できないことで頭の8~9割を使うな、1~2割のできることを10割に膨らませることを考える。何事にも自分が今やっていることに対して意義を見出すことが人生で最も重要。2020/02/13
anken99
12
ジャパネットたかたの創業者、高田明氏の半生記。長崎佐世保のカメラ店から身を興したのは、41歳の時!そこから奇跡の大成長を遂げたのは、氏の才覚と謙虚な姿勢と前向きな精神に尽きる。どこか力が抜けている点は、他の経営者とは一線を画す。引き際のすばらしさも、日本ではなかなか見られない。それこそが「たかたイズム」なんだろう。意外だったのは、ジャパネットの売り上げの4割は、いまだ紙媒体だということ。お客本位の企業風土が、成果につながったんだろう。丁寧な取材で良書といえる一冊。2020/01/22
isao_key
11
髙田明社長のファンである。経営者としてはもちろん、大変優れた人間的魅力を持つ人だ。本書は昨年出版された『伝えることから始めよう』と内容は重なる部分が多い。だが髙田社長の熱の入った伝え方を読むとまた元気が出てくる。古くからのジャパネットたかたの顧客は、商品がいいと思って、または本当に欲しいと思って買うのではなく、髙田社長が勧めるから買うという人がかなりの数いると思う。曲がったことを潔しとせず、納得できない規制には国が相手でも立ち向かう。ユーモアを忘れず前向きで人との義を大切にする。公正明大な人柄に惹かれる。2018/02/21
デューク
10
「一所懸命、瞬間を生きていると、うまくいかなくても「失敗」と感じなくなる」。そう語る筆者による仕事論。 筆者は長崎の一介のカメラ屋を、わずか10年ほどでTV通販の雄に育て上げた、立志伝中の人物である。そんな筆者の経歴からは想像もつかないほど、穏やかで、温和で、優しさに満ちた一冊。逆境の中でもあきらめず、いかに商機を見つけていくか。前向きで、真摯で、真剣な筆者の仕事ぶりには、筆者の人柄がにじみ出ていると思う。読めばきっと、ポジティブな気持ちになれる一冊。おすすめ2018/05/29