内容説明
珍論文ハンターのサンキュータツオが、人生の貴重な時間の多くを一見無駄な研究に費やしている研究者たちの大まじめな珍論文を、芸人の嗅覚で突っ込みながら解説する、知的エンターテインメント本!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ehirano1
130
いやいや読んでビックリしました。どんな奇想天外な研究の話が紹介してあるのかと空想科学読本的なノリで読み始めたのですが、本書自体が「論文」として殆ど成立していることに何より驚かされました。これはこれでどこかに提出すればアクセプトされる可能性があるんじゃないかと思いますよ。2020/10/17
ehirano1
102
#学者の研究とは一見どうしようもない「局地戦」の積み重ねである。バカにしてはならない。笑ってもいいけど。#研究は未来を予見する表現だ。#当たり前から疑ってしらみつぶしに実験していくのが科学者なのである。#多くの人は結論だけを知りたがる。しかし、研究で大事なのは他の可能性を削っていく作業なのである。#プロセスも結果である。#現象は「ボケ」、科学は「ツッコミ」。2021/04/12
ゆいまある
97
芸人でもある著者が、笑いと日本語について研究する内、変な論文収集にハマり集めたコレクションの一部。カップルは何メートル起きに座るか研究は飲食店のテーブルの配置などに重要、など実は重要データだったりして面白い。論文の著者にも当たっており、論文ではなく実は研究者というヒトに興味があると思わせる構成。これは著者の祖父への思いが背景にあるようだ。そんな中にあって、どうしてブラジャーと揺れの研究にここまで興奮するのか。盛って書いてるにしても興奮し過ぎである。最近のブラの技術凄いんやぞ。クールに感心しろ。2022/09/19
ehirano1
91
五本目の「コーヒーカップの音の科学」は唸らせられました。これは凄いです。研究結果は教育雑誌へ投稿され受理されていますが、一般科学雑誌にも投稿できるレベルにあると思いました。2021/11/29
ehirano1
80
『・・・自説を下す準備はいつでも出来ている。真の科学者は自分のプライドよりも、とにかく「真実」に重きを置く。「彼らは今までわからなかったこと」が知りたいだけなので、自分の正しさを主張したい、ということではないのである』、と。これは本当だと思います。しかしこの科学者の態度というか本質は、なかなか受け入れて貰え難いことがあります。世の殆どは二元論で判断されるので、科学者は時として競馬の予想師みたいな扱いを受けることがあります。このギャップを上手く埋められると良いのですが・・・。2025/05/31