角川文庫<br> 陰陽師鬼談 安倍晴明物語

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角川文庫
陰陽師鬼談 安倍晴明物語

  • 著者名:荒俣宏【著者】
  • 価格 ¥550(本体¥500)
  • KADOKAWA(2017/11発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041690369

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内容説明

天地の理をしなやかにあやつったひとりの男――安倍晴明。芦屋道満との確執、伴侶・息長姫との竜宮での出会い、そして宿命的な橋姫との契り。知られざる姿が、今、明かされる!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あおい

3
恨みを抱くと鬼になるのか~気をつけよう。。。安倍晴明は映画のしか知らないので、そのイメージとは真逆なところが面白かったなぁ。幼き頃助けた亀の縁で竜宮城へ行き、年上の姫に見初められるってのと奥方になった姫にアタマが上がらないってのが、いとをかし。清明は式神を使うけれど、それに裏切られて面目を失うへっぽこぶり。。。まぁ最後にはどうにかしたみたいだけど~いいとこ無しな気がするが、これでいいのか?このオハナシ、陰陽師安倍晴明の秘められた物語であるそうで~秘めたままが、よろし。。。2017/08/26

Smith, Ordinary. Person.

3
 副題に安倍晴明物語とあるが、最初から最後まで晴明が主役というわけではない。 前半は、厩戸皇子、吉備真備、藤原秀郷。 後半は、緊那羅、茨木童子、橋姫、丑御前、――等が主役である。つまりこれは、陰陽道を軸とした日本文学史を、小説という形で著した物なのだ。収められている話は著者の完全なる創作、というわけではない。全て古典を基として再構成しているのだ。ゆえに、古典と陰陽道(民間信仰)の関係を把握していないと、面白さは半減するかも。読者を選ぶ本。

chatnoir

3
晴明とか聖徳太子に夢を抱いている人は読まない方がいいかも。あっちのエピソード、こっちのエピソードとてんこ盛りですが、短いお話のため、せわしないです。 素敵な人が一人も出てこなかった。2012/11/10

brink

3
晴明が主人公の長編かと思って読み始めてみると、どうやら、各話主人公はばらばらの連作短編のよう…しかし読み進めると、実は年代順につながってリンク。でもキンナラ鬼の話だけはリンク外のような?あと、茨木童子と橋姫の関係がどうもわからず。ラストの描写からみると同一キャラかと思ったけれど、橋姫と茨木が別に動いている描写があったようでもあり、わからなくなってしまいました。2009/03/21

ショーペンハウアー

2
陰陽師鬼談 191017読了。 今年94冊目今月2冊目。 #読了 #荒俣宏 #陰陽師鬼談 副題に安倍晴明物語とあるが、晴明はあんまり出てこない。しかも失敗もするし恐妻家だったり冷徹だったり。 阿倍仲麻呂の子孫だったという設定は面白い。 イマイチのめり込めなかったのは夢枕さんの晴明像が浸透している証拠か。 もっと呪術とか式神とが見たいんだよ!2019/10/17

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