一流の人が学ぶ 氣の力

著者名：藤平信一【著】

講談社（2017/11発売）

• ISBN：9784062208628

内容説明

ロサンゼルス・ドジャースなどのメジャーリーガーらも熱心に指導を受ける心身統一合氣道の「氣」。日本では、大記録を打ち立てた王貞治氏を筆頭に、数多くのオリンピック選手も「氣」を取り入れてきました。さらに、超一流企業から人材育成のための研修要請もあとを絶たちません。そんな「氣」のセルフマネジメント法が身につく一冊です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[aloha0307]

氣（気　でなく）Ki　は欧米でも辞書に登場するほど一般的なのだね。「生きる力」であり、Kiを通わせることでそのちからを得る。Kiが出ていて、健康であるときの実感は「みえる範囲が広い」「周囲を感じられる」「全身で捉えている」が肝要。集中　と　執着　を混同してはいけないね．．．

2018/01/27

[C-biscuit]

新品購入。心身統一合氣道会会長の本。この本は、社長の「氣」というビジネスリーダー向けのセミナーやウェブマガジンを元にエッセイ風に書かれており、大変読みやすい。事例も多くあるある的な内容である。自身が２代目ということで、期待に応えるというのではなく、やるべきことをやるという所に、何かとらわれのない感覚を強く受ける。氣を中心に様々なことを説明されており、再現性にも大変なこだわりがある。氣というものが、見えないものだけに敬遠されがちであるが、本質的な内容なので、多くの人に読んでもらいたい本でもある。実践したい。

2018/03/23

[Hammer.w]

氣について学びたい、身につけたい内容がまとまって書かれています。道場に入りしっかり一礼をする緊張が常に身につくように意識して生活するようになりました。

2024/11/21

[佐藤嘉洋]

私は2016年から少しだけ心身統一合氣道を学んでいる。 私の合氣道における先輩は大和哲也で、師は山本岳見先生だが、そのトップに君臨するのが著者の藤平信一先生だ。 自分の師の師であれば、尊敬に値する人に違いない。 本を読み進めるうち、間違いなかったと腹に落ちた。 トップに立つ人というのは、そもそも心の姿勢から違う。 どんなことからも何かを学び取ろうという気持ちがある。 貪欲とは少し違う。 どちらかといえば「素直」という言葉がしっくりくるだろうか。 「素質」というのは、「素直な性質」ではないかと最近思う。

2018/02/02

[るるぴん]

物事がうまくいくときは「気が通っている状態」。逆に上手くいかないときは「気が滞っている状態」。「気」というのは目に見えないもの。「自分が正しい」との思いこみ＝「滞りの状態」では、人の意見も理解できず、理解してもらうことも出来ない。大事なのは自分本位から抜け出し、相手の気持ちを察し汲み取る行為に重点を置くこと。わかっちゃいても出来ない人のために道場はある。「一呼吸おく」「自然と一体になる」ことで心に余裕が生まれる。一流のアスリートや経営者もベストパフォーマンスと判断力を高めるために通っているそうだ。

2020/02/12