内容説明
ジュエリーデザイナーの飛龍冬鹿は、5年前、骨董商の父を不可解な事件で亡くした。 かつては海外で華々しく活躍した冬鹿だが、父殺害の嫌疑をかけられて全てを失い、秘書の達木一郎とふたり麻布の実家で世を忍ぶように暮らしている。 骨董と宝石の仕事を淡々とこなしながら、父の事件の手がかりを探る冬鹿。 その並外れた審美眼で、蒐集家たちが差し出す美と謎の真偽を見極めていく――。 古美術と宝石をめぐるミステリアスドラマ!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おたけஐ೨💕🥒🍅レビューはボチボチと…
65
84/100点 骨董とジュエリーを生業にする女性を主人公にした4話の連作ミステリー短編集。しっとりした世界観はスゴく好みで全話楽しく読めました。中でもショコラティエの登場する「ドラジェの夢」が一番楽しめました。父親の事件が解決していないので続編があるかも。期待しております。2019/11/20
マサキ@灯れ松明の火
12
主人公・冬鹿さん…ジュエリーデザイナーで古美術品の鑑定眼を持ち、ミスユニバース世界一?美しい女性と表現されたいのでしょうが………ミスユニバース世界一は、余分でしょう?と思ったのは、私だけかしらん???色々と詰め込まれ過ぎているが、肝心のお父上の事件は、流されている気がするのは、私だけかしらん???それとも、続編ありきで描かなかった???2018/12/02
今夜は眠れない
10
初めての著者、初めての作品。解説多の感もあるが、面白かった。設定、キャラクターがユニーク。 続編はあるのかしら?2016/10/03
mikeko
6
H28年8月初版、7年後に一読。★「よろず御探し請負い候」から繋がった作品。★ジュエリーデザイナーの飛龍冬鹿は、5年前、骨董商の父を不可解な事件で亡くし、父殺害の嫌疑をかけられた彼女は全てを失い秘書の達木一郎と二人麻布の実家で世を忍ぶように暮らしている。古美術と宝石を巡る物語4編。古美術や宝石に馴染みがないせいか物語世界に入りづらく読むのに手間取った。4編の中では「ドラジェの夢」が私的には良かったと思う。古美術や宝石の鑑定も、人間性の鑑定も難しい。★次に進みます。2023/12/26
oyasan
4
なんか、特に最初の章は解説が多くて読みにくい。それと主人公の能力とかがミスユニバースだとか、宝石や陶器の鑑定能力とか高すぎて、ちょっと付いていけない。2016/11/15