内容説明
『言志四録』、それは幕末に数々の人材を育てた儒学者の佐藤一斎が、40年にわたって書き継いだ「リーダーの聖典」である。明治維新の大功労者である西郷隆盛もまた、この書物に感銘を受け、101の言葉を抜き出して常に傍らに置いた。本書では、西郷が編纂した101の言葉のみをわかりやすく<超訳>するとともに、その生涯を併せて解説する。
目次
第一章 言志録
第二章 言志後録
第三章 言志晩録
第四章 言志耋録
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
すくすく
13
言志四録の中でも西郷隆盛が大切にしていた101の言葉を解説。死生観や、生涯で為すことについての言葉が印象にのこる。彼の覚悟、腹づもりの強さを感じるような気がした。2023/05/04
hatman
7
薩長好きに傾いた学者が書いた言志四録の超訳本。偏った歴史観で短く解説があるので内容が薄い。 敬天愛人、西郷さんには会ってみたいが、著作の西郷さん像には共感できない。2021/07/03
Mihoko
5
言志四録を読みたかったが図書館になかったのでこちらの本を読了。 西郷隆盛を通して書かれているので、西郷隆盛ファンにはバッチリ 佐藤一斎を知りたい方は別の書籍お勧めです。 為になる言葉がつづられていました。2023/03/09
おの
5
図書館本。よき。西郷さんのエピソードと共に解説されている。島津斉彬が明君なのは知っていたが、久光もちゃんと私欲を抑えて公欲で動けているエピソードがあり意外だった。幕末らへんの本を読み直そうかしら。2020/12/26
whitespring
3
見開き2ページで、一つの言葉を説明している。 もともと一斎先生の教えは難しいのかな。左側の解説のページが、教えの本質から西郷さんの行動に重点を置いているページが多い。西郷さんの日本に与えた影響が大きかったのがわかった。西郷さんのことをより知りたくなる本。2020/08/15