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内容説明
遺伝子研究を導入して人類の進化をたどってきた東大の人類学と、独自の霊長類研究を展開してきた京大の霊長類学。日本の人類学は、彼らの切磋琢磨によって世界をリードしてきた。東大分子人類学の泰斗である尾本恵市と、京大霊長類学を代表する研究者である山極寿一が、人類学のこれまでの歩みと未来を語り尽くす。人類はどこからやってきたのか。ヒトはなぜユニークなのか。ユニークさゆえに生じる人間社会の問題とはなにか。新しい人類学を求める視点から鋭く論じる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
樋口佳之
12
山極氏の方は何冊か読んでいるけど、尾本氏の方を読んでいない状態でこの本を読むのは失敗だったかな。2018/08/21
ゆずこまめ
2
タイトル通り日本の人類学の歴史や現在なんかについても学べるし、人類というものをどう捉えるのかということを考えるきっかけにもなる。2024/08/01
Book shelf
2
日本を代表する人類学者 2人が対談形式によって人類学の現状と未来を語る。人類学は今、文系的文化人類学と理系的自然人類学に大きく二分されているが、元々は一つだった。細分化され、交流の少なさを問題視する。互いの経験や思いをぶつける内容で、学問としての人類学というよりは、ざっくばらんに日本の人類学の歩みと現状を知ることができる。2023/09/27
Sapporo Shiojiri
2
歴史専門の私としては、京大霊長類研の今西錦司など、戦前からの文化/自然人類学の系譜が分かる第2章が特によい。戦前・戦中の今西探検隊の話などにワクワク…。 生物っぽい話: ヒトゲノムの30億の塩基数の内、多くはタンパク質を作らずノン・コーティング領域という →進化の過程で出来たゴミとされてきたが、何十万年も保存されている。ということは、遺伝子の発現や調節を司る機能があるはず! ⇒素人ながら、ここのノン・コーティング領域の話にわくわく(うろ覚えかつ、生物ど素人なのでみなさまのご指摘、修正をば) 2019/08/01
乱読家 護る会支持!
2
東大の人類学の先生と京大の霊長類学の先生の対談。日本の人類学的には歴史的対談らしいのですが、、、学の無いワシにはわからん。。。 記憶に残った箇所は、、、 ゴリラのペニスは、伸びても4センチ。チンパンジーは、ヒトより大きな睾丸を持つ。挿入して6秒で射精するが、何度でもやれる。よって、チンパンジーのメスはオーガズムを知らない(と思う)。1000回交尾をしてようやく妊娠。オランウータンの交尾の時間は平均10分。2018/06/05
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