ワニの本<br> 道なき未知 Uncharted Unknown

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ワニの本
道なき未知 Uncharted Unknown

  • 著者名:森博嗣【著】
  • 価格 ¥1,540(本体¥1,400)
  • ベストセラーズ(2017/11発売)
  • ポイント 14pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784584138243

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内容説明

「生きづらさ」を「生きやすさ」に変える「発想」というマジック
作家・森博嗣が伝授する万能の秘訣

「今、この本に出会えてよかった。」と、思える本との出会いは最近ありましたか?
あなたが大切にする人に、どうしても教えてあげたい本を何冊持っていますか?
言葉を使うこと、そして考え追究することを職業としてきた作家、森博嗣の思考と発想のエッセンスが凝縮された「あなた」のための一冊。
そして「あなたが大切にする人」のための一冊でもあります。

(以下本文より抜粋)
 道は、歩かなければ行き着けない。道が人を運んでくれるのではない。人を歩かせるものは、道を見ている目、見えない先まで思いを馳せる頭、そして、一歩ずつ繰り返し交互に前に出る足である。
道の先にあるものは未知だ。なにかがありそうな気がする。この予感が、人を心を温める。温かいことが、すなわち生きている証拠だ。
したがって、行き着くことよりも、今歩いている状態にこそ価値がある。知識を得たことに価値があるのではなく、知ろうとする運動が、その人の価値を作っている。
たとえば、人生という道だって、行き着く先は「死」なののだ。死ぬことがこの道を歩く目的、価値ではないことくらい、きっと誰でもわかっているだろう。

(以下、目次より見出し一部抜粋)
道を探しているだけで良いのか?/時間の第一法則 
兎が亀に負けるか?/思考の道筋/表通りか抜け道か 
人生の道草/絆という幻想/精神論はノウハウではない 
発想できる頭を持とう/目的達成に必要なもの 
頭のダイエットをしよう/「発想」というマジック 
映像で考える/思考と行動の両輪/トラブルがあるのが普通 
神と理屈はだいたい同じ/仮説で切り開くフロンティア 
理屈による説得は難しい/矛盾の活用/「死」について考えよう 
まとめるな、まとまるな/「自分を信じろ」は正しいのか? 
目標は転ばないこと/エラーが出ると嬉しくなる 
装飾でなく本質を/言葉より数を見る/「甲斐」vs「やすい」 
多数派か少数派か/落ち着かなくても良い/一所懸命より誠実さを 
いつまでも子供でいたい/後悔する人は後悔したい人 
未知こそが教養である/etc.

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゼロ

121
著者が雑誌で連載していた12回分とウェブ連載していた28回分と書き下ろしの8回分をまとめて本にしたエッセイ。著者によると社会人に向けた連載だったので、仕事を引き受けたらしいが、いつもの森節は変わりはなかった。良くも悪くも主張にブレはなく、物事に対して、素直に意見をしている。物事を抽象的に捉えすぎていて、たまに極論を口にしているが、こういう考え方もあるのだなと思うくらいがちょうど良い。胸に響いたのは「考える」。考えるは、「発想」と「計算」があり、多くの人の考えるは、「反応」になっている。発想していきましょう2020/11/03

サンダーバード@永遠の若者協会・怪鳥

78
(2023-26)【図書館本】とある雑誌に連載されたエッセイ。なるほどなと思う事も、そうかなあと思うこともある。「情報は自ら取りに行ったものは生きているけど、人からもたらされた時点で死んでいる」確かにその通りだ。「バイトみたいなもので、誰にでもできるのが「努力」である」いや、凡人にはそれが難しいんですけど。「小説を書くのは簡単で二週間もあれば書ける」とか、時々カチンと来るような表現もあるけれど、空気を読んでいないのではなくて、作者自身が言うように空気を読んでわざとそうしてる感じはする。★★★2023/03/25

Tsuyoshi

65
新社会向けに書かれた氏の最後の雑誌連載。やる気、自分探し、群れる等々若者だけでなく人々が多用したり陥りがちな悩みや迷いを様々な教示を提示しつつ、ぶった斬っていく感が小気味良かった。作者自身がおっしゃるように鵜呑みにせずイイとこだけ摘まませてもらいます。2018/01/12

けぴ

47
48回に渡る雑誌連載の辛口エッセイ。【第3回】 やる気が起きないときの秘訣は?⇒やれば良い。人によって差があるとしたらスピードの差。百メートルを九秒台で走れるひとはざらにいない。しかし、凡人でも数秒長くかけれ百メートルくらい到達できる。 【第5回】 時間の作り方 ⇒ 無駄な時間をできる限り減らす。それができないとしたら意志の問題ではなく、考え方、生き方の問題。意志が弱いなんて、躰が弱いというような責任転換をしてはいけない。住まいの鉄道模型や愛犬の写真などが毎回添えられているので私生活もチラ見できました。2020/09/27

まりお

43
相変わらずひねくれていると言うか、個性的と言うか。こういう大勢が言っている事と違う事を言っていると、考え無しの私は飛びつきたくなる。が、著者も言うように鵜呑みにして考えなくなるのは駄目みたいだ。必要なもの、そうでないものも、摘まみ食いせねばよね2017/12/30

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