人と組織を効果的に動かす KPIマネジメント

著者名：楠本和矢

すばる舎（2017/11発売）

• ISBN：9784799106105

内容説明

たった一つのＫＰＩが組織を変える！　ＫＰＩは、単なる経営目標管理のための指標ではありません。 明確な戦略と、それを実現するストーリーに裏打ちされた、実効果を測定することができる方法がＫＰＩマネジメントです。

本書は、ＫＰＩは事業戦略そのものであり、戦略に基づき、人や組織を動かすエンジンであるという理解に至ることを目的としています。

ＫＰＩマネジメントに興味を持つ経営者・事業責任者・ブランドマネジャー・ラインマネジャーなど、今現在、事業活動の中核を担っているリーダー。そして、これから企業の中核を担っていくであろう、次世代のリーダー候補たちに向けた、理論と実例による、より効果的な実務のための一冊です。
本書を通して伝えたいことは、以下の5点です。

1. ＫＰＩとＫＰＩマネジメントについての基本的な概念
2. 顧客や組織を動かすためにＫＰＩが非常に強力なツールになる理由
3. ＫＰＩという概念は導入されているものの、うまく活用できない企業が多い背景
4. 具体的にどのような手順でＫＰＩを策定するか、その方法論
5. 策定したＫＰＩを検証、効果測定する上でのポイント

本書を手に取って下さったことをきっかけに、ぜひとも、事業戦略とKPIを効果的に融合させた、実効性のあるマネジメントを推進していただきたいと考えています。

目次

Chapter1　ＫＰＩとは何か　その位置づけと重要性
Chapter2　ＫＰＩマネジメントでよくある失敗
Chapter3　インサイト探索から「あるべき状態」を見つける
Chapter4　インサイトを基点としたＫＰＩ／ストーリーの設定事例
Chapter5　ＫＰＩ策定の具体的なステップ
Chapter6　ＫＰＩ測定の方法
Chapter7　管理者のためのＫＰＩ／ストーリーのチェック方法

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[NORI]

KPIの基本的な事からマーケティング戦略、インサイトを基点とした事例まで丁寧に説明されていて分かりやすかったです。経営破綻した日本航空の事例はすごく参考になりました。

2021/01/17

[ギルダーツ]

Kindle Unlimited。KPIの考え方は理解できたが、実践しないと意味がない。もう少し他の本をあたった方がいいかも。

2020/11/14

[Kentaro]

ストーリー全体を俯瞰して見たときに、それぞれの要素間の「つながり」に納得感があるか否かについて確認する。担当者が策定した戦略に「穴」がないか否かを確認していく作業。ここは手抜きせず、各要素１つ１つのつながりだけでなく、それぞれの表現についても目を配っていただきたい。よくよく確認すると、要素の表現が非常に雑になっていて、作成者以外が見ると、戦略の進め方について重篤な誤解を招いてしまう場合もある。 KPIが最終的な目標実現のために、それぞれのストーリーで、相互に繋がりがあるかどうかを確認することが大事である。

2019/01/03

[tokkun1002]

2017年。この本では、Kを連発。かえって理解の邪魔になるかもしれない。個人的見解としては、まずはKGI-KPIぐらいから導入したら良いと思う。p19KPIの3種類KFI/KRI/KAIp124KPI策定ステップ

2018/05/08

[鰍メバル]

なによりストーリーをしっかり組み立てたい。現状の把握はありのままの姿で。あるべき姿をしっかりとした軸を持って描きたい。おわりの「いじめ」に対する教育現場の話でハッとした。なるほど。

2021/11/20