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内容説明
「東大文系より私立大学医学部」の時代。しかも2浪、3浪は当たり前。今、医学部志望の受験生はどのような過酷な競争を強いられているのか? 苦手科目の偏差値を効率よく上げる方法はあるのか? 医学部進学予備校を主宰する著者が、熾烈な偏差値競争に苦闘する受験生の最前線を活写。また、豊富な指導経験をベースにした効果的な勉強法を提示する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おさむ
34
冒頭の私立医学部の受験者数がこの30年間で5倍近くに(国立は2倍)増えていることにまず驚き。こうした「医学部バブル」の要因について、本著は1980年代以降、小規模クリニックを開設した医師たちが受験生の親世代になったこと、女性の医学部進出が進んだことなどを挙げている。最初は素人にも面白かったのだが、次第に医学部志望者のマニュアル本になってしまっており、残念でした。2018/09/25
Prince of Scotch
9
第1章のみをコメントします。医学部入試は近年、その様相を大きく変えている。国公立大学ばかりでなく、かつては比較的に合格が容易であった私立の医学部さえも概ね入試難易度は大幅アップし、甚だ狭き門になっている「医学部バブル」の状態にあると著者は言う。 その背景には日本経済が不調になって以降、医学部に入学し医師になるという選択が、ほぼ確実に安定と高収入、高い社会的評価を得られる唯一のみちであると父兄や受験生の意識に潜んでいるとしている。第1章に劣らず興味深い第2章以降については、後日コメント致します。2019/04/27
oooともろー
6
現代の医学部入試の過酷な現状。教科毎の対策は医学部に限らず参考になった。2018/06/02
もけうに
5
後半は受験指南書のようだったが、全体的に面白かった。私大医学部受験の独特な世界が新鮮。受験数学に関する話が興味深い。言語系科目が成長と共に自然に身に付くのに比べ、数理科目はそうではない。特に数学。数ⅠAと数ⅡBは分野の違いであり難易度にそう差は無いのに、数ⅠAを理解していなければ数ⅡBの問題は解けない。その割に、工学部でもない限り数学知識は必要無い。嗚呼、なんて理不尽な科目なのか…。物理は数学と地続き。私大医学部に裏口・不正は無いと断言しているが、実際は女子の得点を不当に低くするという不正があったよね。2023/05/09
ミカド
2
本書は医学部志望者が激増している現状を親視点、子供視点より分析している。医者という地位の安定性、高い報酬、また社会的評価、どれをとってもピカイチな存在なだけに目指すものが多いのは頷ける。さらに1970年代に新設された医学部を卒業した開業医の子ども世代が多数受験することによりその倍率を跳ね上げている原因になっているとは・・・司法制度改革により弁護士は食えない存在になってきているし、官僚も日々批判にさらされる存在になってしまった今、医学部熱はしばらく冷めそうにないかも。2017/12/31
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