内容説明
「いまの時代、英会話くらいできるようにならないと」「英語を学ぶのは早ければ早いほうがいい」…日本人の英語教育熱は高まる一方。しかし、小さいうちから英会話を覚えると、日本語力が身につかず、読解力・考える力が養われないだけでなく、肝心の英語力も向上しないことが明らかになってきた! AIで翻訳・通訳が不要になるこれからの時代に、子どもに本当に身につけさせたい能力を指南する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Sayaka
9
自分自身、英語は中1からでも余裕で追い越せる、という考え方なんだけど、それでも日常生活で周囲から定期的に不安を煽られる。小3長女の同級生が英語で中2レベルだとか、中3で英検2級持ってないと不利だとか。この本に出会えて良かった。やはり重要なのは読書と自然体験!リアルタイム翻訳機、早く普及して!2019/09/04
華形 満
9
私自身が痛感していた英語教育への提言に”激しく同意”。先ずグローバル=英語という信仰が迷信である事を少しでも早く気付くべきと言いたい。私自身の経験則から断言すると欧米人は我々日本人や他のアジア人に自分達と同じ流暢な英語など求めていない!と言う事。カタカナ英語でも母語での確かなコミュニケーション能力があれば意見は丁丁発止伝わるものだ。更に、AIの発達により将来、バイリンガル不要論も目から鱗の予測。幼少期から読書よりスマホやゲームで貴重な母語習得の機会を大幅に奪われていく子供達の将来が甚だ不安で仕方ない。2017/09/20
まんまる
5
英語コンプレックスがあり、子供には早期に英語を身に付けさせたい!という思いを持っている方に読んでほしい一冊。幼いうちから英語に力を入れることは、子供にとって取り返しのつかない弊害があるという。 早期な英語教育より大切にしなければいけないことも明記されていました(読書習慣や自然体験)。目先の利益を追うよりも大切なことに思考が回る視点を持ちたいと思います。2017/09/29
かずは
3
まずは母語(日本語)力‼2018/01/20
ぷぅ
3
英語漬けにさせる時間よりも、読書などに時間を当てて、より豊かな表現力を身につけることが大事であると。日本語の読解力が低下し、問われている内容自体が理解出来ていないようではいけない。子どもには、しっかりと読書習慣を身につけさせたい。2017/12/30