内容説明
閑古鳥が鳴く新宿のバー兼探偵事務所「あなたのシュガー」。だが、謎の美女が訪れた夜から、龍二と秀之進は政界の怪物に接近することに。その男はカリスマ性と“あるもの”によって日本を覆さんとしていた――。元刑事の探偵コンビ「ダブルシュガー」シリーズ完結篇。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はな
18
豪快な佐藤さんとどんくさいが人間味あふれる佐藤さんのダブルシュガー(佐藤さん)が軽快で良い味を出している。 強いて言えば次期総理とも言われたカリスマ男の最後があっけなさ過ぎたか?2019/09/06
きあら
14
ダブルシュガーシリーズ完結編。かつて秀之進とワケありの女性がバー「あなたのシュガー」を訪れたことから、政界の怪物へと接近してゆく。完結編にしてはちょっとあっさりしていたのと、最後まで龍二が物足りなかったのはあるけど、秀之進の筋の通し方や魅力は伝わってきた。2025/06/15
智哉
10
シリーズ最終作だとは知らずに手に取ってしまった。息苦しくなるようなストーリを期待したが、ダブルシュガーの看板を見せられた瞬間に、これはヒーローものなのだなと悟った。緊張感には欠けるものの、男気溢れるシーンも随所にあり、最後まで退屈することはなかった。2017/12/10
Nobu A
8
永瀬隼介作品16冊目。知らずに取った図書館本だが、「ダブルシュガー」シリーズ。しかも、いつの間にか完結編。前2作とも既読であらすじに問題はなく、秀之進が消えて龍二が初めて相棒の良さを認識する人情味溢れる展開は粋。でも、シャブマネーで総理大臣まで登り詰め、軍事国家にしようとした政治家、胡桃沢東悟とその周りが繰り広げる話はエンタメとして悪くはないが、構成があまりにも雑。コンビが主人公なのは判るが、初登場、胡桃沢らにももっと焦点を。読んだ直感として経緯部分で含めるべき箇所が随分抜け落ちているような。不完全燃焼。2018/11/19
シアン
7
「三日間の相棒」「わたしが殺した男」に続くダブル佐藤シリーズ第3弾。とんでも展開だけど、アクション映画のようで、面白かった。本作がシリーズの完結編ということだが、シリーズを重ねるごとに面白くなっていたので残念。しかし、もう少し龍二を活躍させてあげて欲しい。2017/10/18
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