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内容説明
日本最大級のクラウドファンディングサイト=Makuake。一躍その名を世に轟かせたのは、2016年に大ヒットしたアニメ映画『この世界の片隅に』です。Makuakeでクラウドファンディングを行い、2015年4~5月、3374人から、3912万1920円を集め、そこから映画化が本格展開したのです。それ以外にもMakuakeは、食品・飲料、ファッション、家電などの新製品開発に積極的に活用され、2017年7月、折りたたんで持ち運べる自転車と電動バイクのハイブリッド商品「glafitバイク」で、初めて1億円を超える資金調達を実現しました。さらには、シャープ、東芝など大メーカーに埋もれていた技術の実用化や、馬肉店や肉バルなどこだわりの飲食店開業、さらには全国70以上の金融機関との協力関係で新規事業融資の支援をしています。本書は、Makuake創業者である著者が、初めて「クラウドファンディングの夢」を語り尽くした書籍。プロサッカー選手の本田圭佑氏や藤田晋・サイバーエージェント社長が「時価総額1兆円を目指せるビジネス」と激賞したその仕組みの全貌がわかる本です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
カレー好き
25
西野さんの本を読んでから、クラウドファンディングについて知りたくなり手に取った。Makuake社長の著作。ただ資金を集めるだけではなく、消費者ニーズを把握するマーケティングの意味で有効。地方銀行など過去の企業実績から融資を決定していた時代から、消費者の期待と信頼が反映するファンディングにより集まった資金を企業評価とし融資する。良いものづくりやアイデアが世に出やすくなる仕組みとして、この国が一歩進んだ感じでしょうか。自分が応援した映画がヒットして、自分の名前がエンドロールに流れたら嬉しいだろうな。☆4つ2018/04/08
スプリント
3
日本だとベンチャーキャピタルよりもクラウドファンディングの方が資金調達し易いかもしれませんね。マーケティングも兼ねているところがポイントかと。2017/12/24
モビエイト
3
クラウドファンディングは何となく知っていましたが、寄付金、チャリティ的なイメージを持っていました。日本にある多くの中小企業と地方の銀行、信金がジョイントできるように橋渡しができるシステムは凄いと思いました。埋もれている技術が大きく羽ばたく可能性を感じました。2017/10/29
Takayuki Higashi
2
・これまで難しかった極めてニッチなターゲットに直接アプローチすることができる ・出資者を募るだけではなく、新たなロイヤルカスタマーを得ることが可能(マーケティングとしてのクラウドファンディングの活用) ・映画「この世界の片隅に」の成功2018/09/08
錦織 祐一
2
9割読んでいて、高知旅行の飛行機の中で最後まで読みました。Makuakeさんの5周年記念イベントにもお伺いしましたが、「クラウドファンディング」の可能性がどんどん広がり、概念が変わった5年だったことが、多彩な事例で実感できます。新製品や輸入品のテストマーケティング、オープン前の飲食店のファンづくり……。池井戸作品によく描かれる、金融機関が新技術の価値を判断できず融資できないーーという課題も、CFでニーズがあることが示されて実際に解消されています。こうしたノウハウを一から積み上げたみなさまに敬意を表します。2018/08/10